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ドライバーは超大慣性モーメントの時代へ

SLEルール施行間近の2007年。5000g ・cm2を超える超大慣性モーメントのドライバーが続々と登場しています。今回は、最新ドライバー事情をご紹介していきましょう。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ポスト高反発時代のドライバー

超大慣性モーメントのドライバーのさきがけともいえる「ナイキ サスクワッチSUMO2」
これまで当サイトで何度も取り上げていますが、2008年からのSLEルール施行もいよいよ秒読み。念のために説明すると、SLEルールとはドライバーの反発係数に基準を設けるもので、ドライバーの飛距離性能を制限する事を企図しています。詳しくは、「施行間近!SLEルールを知ってますか?」をご参考ください。

各ゴルフメーカーはSLEルール施行を踏まえて、いわゆる低反発と呼ばれるルール適合モデルをラインナップするようになりました。そして、クラブフェースの反発を高めて飛距離を出すという方向性から、ミスに強く平均飛距離を伸ばすようなモデルにスイッチし始めているといえます。

平均飛距離を伸ばすためには、ミスヒットでもそこそこの飛距離が出てくれるようなやさしい特性をもったドライバーが有効。手っ取り早いのは、ヘッド体積を増加させることです。ヘッドが大きくなればなるほどスイートエリアは拡大します。この10年で、200cc前後だったドライバーのヘッド体積は2倍以上の460ccサイズのものが主流となってきました。現在はヘッド体積も460cc強という制限が定められているので、ヘッドがさらに巨大化することは、今のところ考えられません。

そこで、ルールギリギリの460ccというヘッド体積の中でスイートエリアをいかに大きくするかを突き詰めた結果生まれたのが、スクエア系などと呼ばれている四角形ドライバーです。そのさきがけとなったナイキ サスクワッチSUMO2(スクエア)。こちらも「
ゴルフの歴史を変える!? ナイキSUMOスクエア」でも紹介しています。

>>次は、登場する新モデルについて>>
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