シンプルかつ堅牢なボディ
パソコンとしての性能は、処理能力やメモリ、ハードディスクの容量だけでは測れません。持ち運び可能なノートパソコンではサイズやいざというときの堅牢性、そしてキーボードや画面の見やすさなどは実際に使用する上で快適に使えるかどうか重要なポイントとなります。
このIdeaPad U350は13.3インチというノートパソコンとして快適に持ち運べ、かつ見やすいサイズの液晶モニタを採用しています。ネットブックは大きくても12インチしかないため、同じ解像度の1366X768のものと比較して見やすくなっています。
モニタはサイズと解像度のバランスがとれている
サイズ的には約1.6kgとやや重いのですが、画面を動かしてもまったくたわみが無く、堅牢であることを物語っています。ここはビジネスで持ち歩くため堅牢性と軽さを求めたThinkPadとは違う点ですが、家庭内で持ち運ぶにはまったく問題ありません。3kg台の15インチ程度の液晶を採用したA4ノートパソコンと比較すると、このサイズは家庭内で持ち運んで使うには丁度良いサイズと言えるでしょう。
キーボードもノートパソコンにありがちなペラペラとしたものではなく、しっかりとした打鍵感があります。これはキーボードに定評のあるThinkPadを発売しているLenovo社ならではかもしれません。
左のThinkPadとはまた違うが、しっかりとした好ましい打鍵感がある
デザイン的には天板部分に凹凸で構成されたパターンが刻まれている以外には大きな特徴のない無難なものとなっています。しかし角は大きく丸みが付けられ安全面にも配慮がみられるなど、シンプルな中にも配慮が見え隠れするデザインはどんな方にも受け容れやすいものになっているのではないでしょうか。
どんな人に向いているのだろう?
このIdeaPad U350は、同じIdeaPadでもネットブックのSシリーズやThinkPadなどのように家の外に持ち運びすることもできますが、家庭内で移動するのに苦にならないサイズと重量、そして堅牢性を備えている点に注目です。
個人的に気に入ったのは、シンプルで飾りは少なくても、ThinkPadでも採用されているハードディスク保護機能やデザインの部分でも触れた安全面の配慮などがされていることです。充実したソフトやテレビ機能なども魅力的ですが、このような見えにくい基本部分については後からの拡張が難しいので、重要なポイントとなります。使わないと良さが伝わりにくい部分まで考えられているこの製品は、使えば使うほど気に入ると思います。
ヒンジ部分もがたつきが全く無く、安心感がある
必要に応じてUSB接続のワンセグテレビなどを追加することはできますし、ソフトウェアの購入で画像処理や動画編集もできるだけの性能を備えていますので、はじめてのパソコンを検討されている方にも安心してお勧めすることができます。
一つだけ気になったのはタッチパッド下のクリックボタンが深く、意識して押し込まなければならなかったことです。フラットなキーボードとタッチパッドから移動してきて、最後にクリックボタンが浅ければよりスムーズに入力できるように思えます。
クリックが深すぎるのが少し気になった
とはいえ、特別な長所も少ない代わりに欠点もこれ以外には思いつかないほど良くできているという印象です。シンプルだけど見えない部分にはしっかり配慮されているこのパソコンは、パソコン初心者やノートパソコン未経験者の方にお勧めの一台ですよ。