英語/英語学習アーカイブ

「Fine thank you, and you?」はNG!?(3ページ目)

挨拶フレーズの定番「Fine thank you, and you?」に、日本に住む英語ネイティブは怒っています。文法も間違っていないし、丁寧な言い方なのにどうして? 彼らの怒りの真相を英語の達人に尋ねてみました。

執筆者:古賀 和歌子

Genki English Podcast
Hip Hopで英語が学べるPodcastも。大人向けです。

ミスしたくない……間違いを恐れる心理がネックだった

「間違ってヘンな英語をしゃべるくらいなら、無難にやりすごしたい」……すべては「間違うことへの恐れ」が原因なのです。日本語は「定番フレーズ」が多い言語だそうです。挨拶程度の間柄なら、ありきたりなフレーズを並べただけで会話が成り立つし、「面白くないヤツだ」と思われても、それを深く追求してくる人もあまりいない……しかし、そんな日本語であっても、相手のことをもっと知りたい、親しい友達や恋人の関係になって、心のこもった会話をするためには定番フレーズに頼ってはいられません。一生懸命、自分自身の言葉で語ろうと努力するのです。英語も同じこと。本当にお互いを理解するには、間違いを恐れていてはダメなのです。


たくさん間違えた人から上手くなる

これまでのことをまとめると、英語のコミュニケーション能力を上げるためには、どんどん間違えましょう! ということ。失敗の中にこそ、多くの学びがあります。リチャードさんはクラスの中でたくさん間違えましょう、と提言しています。彼からの応援メッセージは、

「No mistakes = not full marks! 」

ミスしたことのない人は、満点も取れません! 皆さん、カッコ悪いと思わず、自分の言葉で話し、失敗を積み重ねましょう。失敗したことは不思議と自分で分かるし、恥ずかしい思いや悔しい思いをすると二度と同じ間違いはしなくなります。

しかし、ここでまた問題が。日本ではなかなか英語を使う機会がありません。まして、大人になって学びなおそうという皆さんは、学校に通うことは簡単ではありません。リチャードさんはゲームなどを利用してみては、と提案していますが、ゲームとホンモノのコミュニケーションでは、間違った時のインパクトは歴然と違います。そこで、私はとてもよい方法を見つけたのです。自宅で思う存分、自分の英語を試すことのできる方法です。

もし、あなたの自宅にとてもフレンドリーな先生が来てくれて、間違いを気にせず一時間みっちり英語でコミュニケーションできたら、随分自信がつくと思いませんか? しかもインターネットで気軽にできたら……この詳細については、また別の記事にてレポートする予定です。どうぞお楽しみに!

最後に、リチャードさんから皆さんへプレゼントです。リチャードさんは長年の英語指導やご自身の日本語学習の経験などを元に、英語を上達させるためのヒミツを一冊の本にまとめ、ウェブで公開することにしました。『英語の裏技: Success Secrets of learning English』というタイトルのこの本は、○○を何時間やる、というような細かい勉強法ではなく、「考え方」を学ぶ本です。私も翻訳を少しお手伝いしました。無料なので、ぜひ読んでみ見て下さい。

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