手紙の書き方・文例/手紙の基本文例

お礼の手紙の書き方と文例

手紙の中で、書く機会の多いものと言えば、おそらく「お礼の手紙」が一番でしょう。相手の厚意に対しての手紙ですから、あまり日をあけすぎないように、機会を逃さず出したいものです。お礼状の基本文例とポイントを説明します。

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時候の挨拶も、ときには自分なりの表現を工夫して

書き出しの時候の挨拶に迷うことも多いものですが、ときにはやわらかく自分の言葉で表現するのもいいものです

書き出しの時候の挨拶に迷うことも多いですが、ときにはやわらかく自分の言葉で表現するのもいいものです

手紙の中で書く機会が多いものといえば、おそらく真っ先に 「お礼の手紙」があげられるでしょう。書き出しの時候の挨拶にもいろいろありますが、社交や儀礼的な文書では次のような表現がよく見られます。

「拝啓 涼秋の砌、貴社益々ご隆盛の段、慶賀の至りに存じます」「平素は格別なるお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます」……。

商用の年賀状や会社設立、転任・就任・退任など、特にビジネスや儀礼的な挨拶状では、このような書き出しの言葉が習慣として用いられることが多いものです。相手と何度もやり取りをしている場合やお礼状などは特に、いつでもこのような決まり文句ばかりというのも味気ないこともあります。時候の挨拶などの書き出しの言葉も、失礼のない程度に省略したり、自分なりの言葉に言い換えることで、あたたかな、より心が伝わる文章となるでしょう。


文例1:お世話になったお礼・取引先を紹介してもらったお礼

拝啓 通りの柿の実も色づきはじめ、いつの間にかすっかり秋を思わせるころとなりました。
その節は、〇〇デザイン様をご紹介いただきまして(※1)、
まことに有り難うございます。
本日、ご担当の板橋様にお目に掛かかることができまして、
10月よりお取引させていただくということで話がまとまりました。私どもだけでは
こんなにもスムーズに話が進むことは難しかったであろうと存じます。
これもひとえに杉山様が電話にてあらかじめお口添えくださいました
お陰でございます(※2)。
ご厚意にあらためて感謝申し上げます。
このご縁を大切に(※3)、さらに全力を尽くして努めてまいる所存です。
どうかこれからも、変わらぬご高配、ご支援を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
近日中にご挨拶にお伺いしたいと存じますが、
まずは略儀ながら書中をもって、ご報告、御礼申し上げます。  敬具
 

ポイント・注意点

基本構成は、「お世話になったことへのお礼」「どうなったかという結果の報告」「相手の厚意、力添えへのお礼」「今後の決意や抱負」「今後も支援を頼むお願いの言葉」です。

紹介の場合は、紹介した相手もその後どうなったのだろうかと気になるものです。結果がわかったらなるべく早く報告しましょう。電話でまずは報告した場合でも、あらためてお礼状を出すほうが丁寧です。経過や結果の報告とともに、大切なのは相手の厚意に対しての感謝の気持ちです。○○さんのお陰で実現できた、助かった、ありがたいなどの感謝の思いを具体的に表現しましょう。

また、紹介してもらったけれど結果が思わしくなかった場合、不成立の場合でも、相手の骨折りや厚意に対してのお礼や感謝の気持ちは忘れたくないものです。

■その他の言い換え例
※1 お忙しいなかをご尽力くださいまして、お骨折をいただきまして
※2 杉山様のお陰、杉山様のご尽力がなければ叶わなかったこと、杉山様あってのこと、杉山様のお力がなければ到底不可能、お力添え、ご配慮、ご助言、ご厚情、労をとっていただき
※3 ご厚意におこたえできますようにせっかくのご厚意を無にすることのないよう、お骨折を無にせぬよう

更新日:2014年02月01日

(公開日:2010年04月09日)

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