挫折を知らないとダメでしょ 失敗は成功につながりますよ |
—— 先生からみて英語の楽しさって何でしょう?英語は楽しいだけではない、恥をかいたり、挫折を味わうことで成長する
私はね、あんまり楽しさはないっていう話をよくします。勉強するって、楽しいことじゃなくて、辛いことのほうが多いでしょ。
恥をかいたりね。英語力が伸びてないな、止まってるな、なんていう思いをしないとだめなんじゃないかなぁ~?そうやって挫折を味わうっていうこと大事ですよ。今回のオリンピックを見たってそうじゃないですか。いつも勝っている人なんかいないわけで、どこかで負けて、挫折感を味わって、そこから這い上がって成長すればいいんですよ。
いつも楽しく勉強して英語がうまくなった人ってあまりいないんじゃないかな?
—— 先生も恥をかいたりしたことがあるんですか?ええ、たくさんありますよ。
—— ひとつだけ、教えていただけませんか?杉田先生でも恥をかいたことがある?!
そうだねーー、恥をかいたことはいっぱいあるんだけど、これは、どこかにコラムとして書いたと思うんだけど、中学生のとき、ある日、鎌倉の外国人のお宅におじゃますることがあったんですよ。駅に行く途中に手紙を出そうと思って持っていたんだけれど、投函するのを忘れちゃってね。そこのうちに着いて、近くのポストを教えてもらおうと思ったんですよ。
Where is the post? (ポストはどこですか?)と聞いたら通じないんだよね。
"post" "p-o-s-t" って言ってもわかってもらえない。そのとき、「えー、こんな単語も通じないの?」って思ったんだけど、日本語のポストっていうのは、アメリカでは、
"mail box" っていうんだよね。英語の
"post" っていうのは、持ち場とか地位とかって意味になるじゃないですか。
そしたらね、サタデー・イブニング・ポストという雑誌を持ってこられちゃってねー。(笑)
実は、この話には続きがあって、この話をコラムに書いたら、数ヶ月後、サンケイリビングに、壇ふみさんがエッセイを書いているコーナーがあって、その中で「ある英語の達人が
post が通じなかったという話をしていたけれど、私はもっとひどい間違いをしたことがある」なんて話が載っていてね。
彼女は英語学校に通っていて、すごく格好のいい、いわゆる今でいう、イケメンの外国人の先生に習っていたんだそうです。ぜんぜん英語がうまくならないなぁ~なんて思いながらレッスンを受けていたら、ある日その先生が、
Are you bored?(退屈ですか?)って聞いてきたんだそうです。そしたら、壇ふみさん思わず、
Yes, you are boring. (えぇ、あなたは退屈な人だわ)と言ってしまったそうです。
そっちのほうがよっぽどおもしろかったんだけど、壇ふみさんもひょっとしたら私のテキストを使って勉強してくれているのかな、なんて思ったので、この話はよく覚えていましたね。
失敗の経験は大きな飛躍へとつながる
とにかく失敗や恥をかくのは学習過程ではあたりまえのことで、英語力を伸ばすうえで大事なステップになります。むしろ、失敗や挫折のない人は伸びませんよ。
テクノロジーの利用 グループ学習の活用 ニーズと興味の把握 失敗を飛躍のバネにする
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こんなところが今日のまとめでしょうか。
—— 今日は有意義なお話をどうもありがとうございました。
<編集後記>
何を聞いても即座に答えが返ってくる |
天才、杉田敏先生はやはり、どこか違います。他の誰ももっていない圧倒的なパワー、頭の回転の速さ、知性、教養、センスのよさ、すべてを兼ね備えています。何を尋ねても、即座に的確な答えがソフトな表現で返ってくる。
アジア広範にわたって、ビジネス界を引っ張る第一人者の貫禄に始終圧倒されっぱなしでした。ディベートの達人でもあり、学生時代に文部大臣賞も受賞していらっしゃいます。
この先生の番組が多くの人に評価され、熱烈なカムバックコールが起こったのもうなずけます。この秋、「ビジネス英会話」が楽しみを増しました。さぁ、わくわくするようなテキストの中身については、All About 「ビジネス英語」のガイドが説明してくれています。下記の関連記事をクリックしてみてください。
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