映画/おすすめ映画

2016年5月公開のオススメ映画ランキング(2ページ目)

2016年5月の映画は洋画邦画ともに、実に個性的なラインナップ! しかもどれもこれもクォリティが高く、ハズレなしです。ランキングを見ながら、5月の映画鑑賞のスケジュールを立ててくださいね!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

ヒット映画『スノーホワイト』の前日譚が登場!

『スノーホワイト/氷の王国』(2016年5月27日公開)


「白雪姫」の物語よりも昔。ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)とフレイヤ(エミリー・ブラント)という美しい姉妹が「魔法の鏡」を巡ってハンターのエリック(クリス・ヘムズワース)と闘うファンタジーアクション。

フレイヤは何でも凍らせる力を持った氷の女王で『アナと雪の女王』のエルサを思い出させます。引きこもりでネガティブな性格っていうのもエルサと一緒。氷の女王ってそういうイメージがあるのですね。

この映画の魅力は強力なキャスト! シャーリーズ、エミリー、クリス、ジェシカ・チャステインのおかげで、おとぎ話に厚みが増し、ありえない展開も信じさせる演技の魔術を感じます。きらびやかな衣装も美しいですよ。(公式サイト

監督:セドリック・ニコラス=トロイアン 出演:クリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、エミリー・ブラント、ジェシカ・チャステイン


『素敵なサプライズ/ブリュッセルの奇妙な代理店』(2016年5月28日公開)



自殺願望のある大富豪のヤーコブ(イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ)は、あの世へ行くお手伝いをする代理店の存在を知り、依頼することに。しかし、依頼したあとに同じ依頼をした女性(ジョルジナ・フェルバーン)と出逢い、恋に落ちてしまう……というオランダのブラックラブコメディ。

アキ・カウリスマキ監督作『コントラクト・キラー』も、殺し屋に自分を殺してくれと依頼した後に恋をしてしまって焦る……という物語でしたが、死の契約が映画にスリルをもたらし、死にたかった恋人たちが生きるために必死になるというのは、この映画も一緒です。死ぬ決心をしたあとに生がきらめきを増すなんて皮肉ですね。

ヒロインが、見かけによらず車に詳しい走り屋(!?)で、高級車が続々登場するのも楽しいです。(公式サイト

監督:マイク・ファン・ディム 出演:イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ、ジョルジナ・フェルバーン、ヤン・デクレール、ヘンリー・グッドマンほか


『殿!利息でござる』(2016年5月14日公開)


江戸時代に藩の年貢に苦しんでいた町人たちは、みんなで結束して町を救う計画を立てます。それは町内で銭を集めて、それを殿様に貸し付けをするという作戦。利息を巻き上げて、年貢で取られた分を取り返そうというわけです。十三郎(阿部サダヲ)と篤平治(瑛太)を中心に、みんなで銭を集め出すというユニークな人情ドラマ。

貸付とか利息とか、今の時代に通じる物語ゆえに、税金に苦しむ人にとって、江戸の物語といえど共感度大。また町の人々の家族の逸話も挿入されており、笑ったり泣けたりと様々な楽しみ方ができる時代劇です。

フィギュアスケーターの羽生結弦選手が殿様役で友情出演。羽生選手の浮世離れした雰囲気が殿役にマッチしています。(公式サイト

監督:中村義洋 出演:阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろうほか


※次のページではベストセラーの映画化作品や是枝監督の最新作も!
 
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