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映画ガイドが選んだ8月のオススメ映画ランキング(3ページ目)

夏本番、夏休み映画も出そろいました。そこで2015年8月の公開作の中から、映画ガイドが10作品をピックアップ。超大作、人気シリーズ、ホラー、ラブストーリー……なかなかバリエーション豊かなラインナップになりました。映画選びの参考にしてくださいね。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

恐竜とトム・クルーズの間に人間のクズが割り込んだ!

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年8月7日公開)

IMFは必要がない、解体させようと画策するCIA。国家の後ろ盾も失ったイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、今回は勝ち目なしと思われていたけれど、数々の危機を切り抜けてきた。自身の命を狙う秘密組織を相手に徹底的に戦う。

50歳を超えてもスタントなしでアクションシーンをこなすトム・クルーズ。周囲のスタッフは気が気じゃないだろうなと余計なことまで考えてしまうほど、今回も壮絶アクションを披露しています。高度1500メートル、時速400キロの軍用機に飛びつく姿は、もう見ている方が心臓止まりそう! バイクチェイスやカーチェイスなど休む間もなく次々とアクションを披露してくれるトム。映画というか、トム・クルーズショー!みたい。何でも自分でやらないと気がすまない完璧主義な仕事っぷりは見事です!(公式サイト

監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムスほか


『ナイトクローラー』(2015年8月22日公開)

無職のルー(ジェイク・ギレンホール)はある日、事故現場を撮影して金儲けしているカメラマンの存在を知り、それを真似して事故現場の映像を撮影。テレビ局に売り込むようになります。そして、より金がとれる映像を得るために殺人を見逃したり、死体を動かしたり、モラルに反した行動をとるように……。

ジェイク・ギレンホールが「誰?」というほど痩せこけて、自己顕示欲の塊のような男ルーを怪演しています。道徳心のかけらもなく、人への感謝も尊敬もなく、人の話も聞かず、自分の想い通りに強引に事を進めようとするルーは史上最悪の主人公。しかし、彼のバックには、ルーの映像を求めるテレビ局や視聴率に貢献する視聴者もいるわけで、そんなメディアや世間がルーという怪物を生み出したとも言えるのです。メディアの裏側を映し出した力作です。(公式サイト

監督・脚本・編集:ダン・ギルロイ 出演:ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド、ビル・パクストンほか


『ジュラシック・ワールド』(2015年8月5日公開)


大人気の観光スポット「ジュラシック・ワールド」で恐竜が逃げ出してしまい、ワールド内の大勢の観光客は大パニックに。運営管理者のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)の甥っこたちもワールド内で行方不明になってしまいます。恐竜の飼育責任者オーウェン(クリス・プラット)は唯一恐竜と通じ合っている男だったけれど……。

人気シリーズの第4作目。第一作目の『ジュラシック・パーク』は衝撃的だったけれど、さすがに4作目になると新鮮味は薄れ……と思ったら、世界中で記録的なヒット! 恐竜たちの闘いの臨場感、迫りくる恐怖、次々と畳み掛けてくるスリルは、ほぼ絶叫マシーンに2時間5分乗りっぱなしのような恐ろしさ! 自分もワールドの観客のひとりになった気分を味わえます。正直、映画が終わるとクタクタに疲れますから覚悟して。3Dで見ることをオススメします。(公式サイト

監督:コリン・トレヴォロウ 出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、オマール・シー、イルファン・カーンほか
(C)ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment
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