土地活用のノウハウ/空室対策・賃貸管理・老朽化

知っておきたい!繁忙期に備えた適切な空室対策(2ページ目)

賃貸住宅市場では繁忙期が目前に迫っています。オーナーさんにとっては特に重要な時期であり、出来るだけ早い段階で入居者を確保したいとお考えの方が多いはずです。早目に家賃の値下げを決断するのも一つの方法ですが、一度ご自身の物件の状況を見直し、本当に適切な空室対策を実施出来ているかどうかを確認することも大切です。

谷崎 憲一

執筆者:谷崎 憲一

土地活用ガイド

□チェックポイント(2) 
『室内に嫌な臭いが充満していませんか?』

定期的に通風がなされていない場合、排水口などから嫌な臭いが充満してしまい、初めて入室した際の印象が台無しになってしまいます。
玄関に芳香剤を置くなど、匂い対策も忘れてはいけません。

□チェックポイント(3) 
『室内は清潔に保たれていますか?』


室内にゴミが落ちていたり埃がたまっていたりしては、お部屋の印象は台無しです。特に、空室が長引いてしまった場合には注意が必要です。
万が一、埃が残っていた時に備え、スリッパを用意しておくのも良いでしょう。

□チェックポイント(4) 
『清掃済みの表示をしていますか?』


トイレや玄関にクリーニング済みの貼り紙をすることで、内見者に対して清潔感をアピールすることが出来ます。
特にトイレは内見者が気にするポイントですが、「消毒済」の帯が貼ってあれば安心感に繋がります。
通常、クリーニング業者が用意するものですが、無い場合には自作しましょう。

□チェックポイント(5) 
『メジャーや間取り図は用意してありますか?』


内見者にとって、お持ちの家具が引っ越し先のお部屋に納まるかどうか心配なもので、内見時に寸法を測りたいというニーズは高いです。
メジャーや、サイズを書き込む間取り図を用意しておけば、入居後のイメージをより正確に掴んで頂けます。

□チェックポイント(6) 
『POPを最大限に活用していますか?』


お部屋の設備を新品に取り換えたなど、内見者にアピールしたいポイントをPOPに書いて貼り付けておきましょう。
例えば、「人を感知して自動で点灯。人感センサー付きダウンライト」や、「TVモニター付きインターホン、ドアを開けずに来客者を確認出来ます」などと記載しておけば、物件のアピールポイントは一目瞭然です。
新人営業マンが部屋を案内した場合でも、100%物件の魅力を伝えることが出来ます。

基本的な空室対策を確実に行うこと

上記に記載した空室対策は基本的なものばかりですが、実践出来ていないオーナーさんも多いのではないでしょうか。
今まで通りのやり方を続けるのではなく、一度立ち止まって、ご自身の空室対策を見直してみるのも大切なことです。
繁忙期を迎える前のこの時期だからこそ、少しの工夫でも高い効果が出るはずです。
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