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沖香菜子『くるみ割り人形』インタビュー!(8ページ目)

東京バレエ団の12月公演『くるみ割り人形』で、主演を務める沖香菜子さん。沖さんは入団5年目の24歳、大役への抜擢が続く同団の次世代スターです。ここでは、開幕に先駆け沖さんにインタビュー! 作品への想いと意気込みをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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大役への抜擢が続いた2014年。振り返って、どんな一年でしたか?

沖>この一年、あっという間でした。いろいろなことがありすぎて、2月に踊った『ロミオとジュリエット』がもう今年の出来事だとは思えないんですよね。毎月毎月、充実してる年だったと思います。こんなに沢山の作品を踊った年は初めてで、ひとつの公演が終わるとすぐ次の作品のことを考えて、の繰り返し。大変な面もありましたけど、一歩一歩向かっていくやりがいがあったし、また違う作品を踊れることがすごく嬉しくて……。

もう少し危機感を持った方がいいのかもしれないけれど、なんだかんだと楽しんでます。もちろん“わー、もう本番が来ちゃう!”ってあせることもあるし、上手くいかなくてしゅんってなるときもある。でも、そのまましゅんっとなりっぱなしというのないですね。“あー、もうしょうがない、練習しよう!”って、すぐに切り替えます。

横須賀公演が今年最後の舞台です。いつも一番やりがいを感じるのは、舞台が終わったとき。幕が閉まりきって、拍手が鳴りやんだ瞬間、“うわー、終わった!”って実感します。それで、“よし、今日はどんなおいしいものを食べに行こうかな?”って考えたり(笑)。今回は横須賀公演の翌日がクリスマス・イブなので、何かクリスマスらしいものを食べに行きたいです。

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ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』(C)Kiyonori Hasegawa



来年の抱負は? どんな作品や役に挑戦したいですか?

沖>来年は年明けにまずマラーホフ振付の『眠れる森の美女』があり、3月には『ジゼル』が控えています。ただ自分の中で踊ってみたい作品だとか、踊りたい役というのはあまり考えたことがなくて。とにかく、目の前にあるものに全力で取り組むだけ。今はその段階なのかなと思っているので、これまでやったことのないような役が来たらぜひ挑戦してみたいです。今年は『ドン・キホーテ』もありましたけど、最初は“本当にできるのかな?”って考えてばかりいました。でも舞台に立って、これまで自分の中で遠ざけていたものが少し近づいてきてくれたような気がする。そうやって、ひとつずつ自分の引き出しを増やしていけたらなって思います。

こうしてバレエをやれてることが不思議なくらい、条件的な意味で自分はバレエに向いてないと思っていて。だから今は、踊れていることが幸せです。鏡で自分の姿を見てチェックしたり、先生や同期、先輩からも意見を聞いたりしながら、これからもっと欠点をカバーできるようにしていきたい。少しでも上手くなれるよう、とにかく練習、そして日々研究です。

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『くるみ割り人形』(C)Shinji Hosono



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