パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

有機ふすまを使ったパンの専門店 フスボンショップ

恵比寿に低糖質のふすまを使ったパン専門のアンテナショップがオープンしました。糖質制限ダイエットにも向く機能性のほかに、おいしさと安全を追求したふすまパンがオンラインショップで全国に向けて発売です。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

通販可能な低糖質ふすまパン専門店

リング型のふすまパン

リング型のふすまパン

リング型のパンが並んでいます。ベーグルではなく、ドーナツでもない。それはこの9月に恵比寿にアンテナショップをオープンしたばかりの“Fusubon(フスボン) Shop”のふすまのパンです。
恵比寿はアンテナショップ

恵比寿はアンテナショップ


ふすまとは、小麦やオーツ麦など穀物の外皮や胚芽の部分。糖質が多い胚乳部分が含まれないため、最近話題の糖質制限ダイエットでも注目されている低糖質の素材です。

大手コンビニエンスストアでは既に、気軽に買えるふすまのパンのシリーズがこの2年間で累計3500万個の売り上げを記録しており、ダイエット意識が高い女性のみならず、男性にも人気があります。
恵比寿のフスボンショップ

恵比寿のフスボンショップ


フスボンショップは、低糖質という機能性のほかに味と安全性を追求したふすまパンを専門に扱っています。本社と工房は大阪にあり、オンラインショップを通じて全国にふすまパンを宅配します。恵比寿では常温での販売もあるそうですが、基本は冷凍で通信販売されます。

おいしさと機能性の追求 

川谷洋史さん

川谷洋史さん


「自分が食べたいものをつくりました」。フスボンショップを運営する川谷洋史さんは言います。ふすまパン専門店の構想は川谷さんの個人的な体験から生まれています。

川谷さんはゴルフ好き。身体づくりに気を使うなかで、低糖質高蛋白の食事が筋肉をつけるのに効果があるという糖質制限ダイエットの実体験を通して、手軽に食べられるパンに着目します。

食事は毎日のことです。外で働く人が日々、ダイエットを続けるには手軽に食べられることが必要です。コンビニエンスストアは便利ですが、もっとおいしいものが食べたい気持ちから一念発起。原材料にこだわり、「自分が食べたいふすまパン」の商品化に至ります。
自分が必要と思ったパンをつくった

自分が必要と思ったパンをつくった


ふすまというのは小麦の外皮の部分なので、農薬がたまりやすいところです。ゆえにオーガニックの材料を使用。そして低糖質を目指すからといって合成の甘味料は使用しない。より安心な食品を考え、自然界に存在しないものは使わないと決めているのだそうです。

オーガニックのふすまは自家粉砕、自家焙煎で使用されています。原材料についてはホームページにも詳しく記載されていますが、ふすま粉、大豆粉、小麦たんぱくが主要な材料です。
明治通り沿いの店舗

明治通り沿いの店舗

次のページではフスボンショップのふすまパンのいろいろをご紹介します。

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