まずは競合調査を進めよう
市場で勝ち抜くには、競合他社をよく分析しておく必要があります
- 先輩起業家、専門家などへのヒヤリング
- Webサイトでの情報収集
- サンプル品の購入、サービスの体験
- 問い合わせや資料請求
- 現地の視察、調査
■競合調査の方法については、「競合調査をしよう」をご覧ください。
競合分析表を作ろう
競合調査により情報を集めることができたら、それを競合分析表に落とし込んでいきましょう。比較する項目としては、ターゲット客層、ニーズ、商品・サービスの質、技術、価格、ブランド、販売方法、プロモーション、強みと弱み、資本金・規模、売上・数量、成功した要因などです。自社と競合他社とで同じような項目もあれば、違う項目もあるかと思います。その違いに着目してみましょう。自社が優位に立てる項目を際立たせば、戦いを有利に進めることができるでしょう。逆に競合他社が優位に立つ項目があれば、どのようにカバーし改善するのかを検討する必要があります。この段階で、どれだけビジネスモデルの各要素をブラッシュアップできるかが勝負の分かれ目といえます。じっくりと検討することをオススメします。
大事なのは客観視すること
これから起業する人の心は不安定なものです。「起業してメシが食えるだろうか」と不安で頭の中がいっぱいになる人もいれば、「こんな素晴らしい企画が受け入れられないわけはない!」と鼻息荒く自信満々になる人もいます。ただ、起業してみればわかることですが、起業して成功するのかしないのか、それを決めるのはお客様です。言い方を変えるなら、市場の中でお客様に選ばれなければ成功はありえないということです。この点を十分に客観視し、対策しておくことが起業成功への近道だといえるでしょう。
繰り返しになりますが、そのためにも競合調査、競合分析は非常に重要な起業準備です。時間と手間を惜しまずに取り組むことをオススメします。また、先輩経営者やその道の専門家に意見を聞いてみるという手もあります。とにかく大事なのは行動してみることです。