毎年恒例のファンドアワードに注目！(2ページ目)

リッパー・ファンド・アワード、R&Iファンド大賞は実績で選定

成績と質の両面から評価するモーニングスターアワードにたいし、純粋に運用実績だけを評価するのがリッパー・ファンド・アワード・ジャパンとR&Iファンド大賞です。将来も高パフォーマンスが続くかどうかは分からないにせよ、運用体制などの質的な評価を含めるより、数値だけで選定するほうが客観性が高く説得力があるという考え方もあります。

単にパフォーマンスの高かったファンドが選ばれるかというとそうではありません。同分類のファンドと比較して、とったリスクに対し高いリターンを獲得した、つまり効率的に高リターンを獲得できた運用力あるファンドが選ばれるということです。

リッパー・ファンド・アワード・ジャパンではリッパー独自の投資信託評価システムを用いてリターンをランキング、R&Iファンド大賞ではシャープ・レシオの高さをもとに選定するという選定方法の違いがあります。また、リッパー・ファンド・アワード・ジャパンには評価期間が「3年」「5年」「10年」の3つの部門があるのにたいし、R&Iファンド大賞の評価期間は直近3年とされています。


どちらもカテゴリー分け細かく受賞ファンドが多いため、目的をもって見ないと目移りしてしまう可能性も。自分が保有したいタイプが決まっていて、その中でも直近や長期の運用実績が優れたファンドを知りたいという人は要チェックです。

もう一つ、年内に実施される注目すべきファンドアワードがあります。次のページで＞＞＞＞＞