子供の教育/生活習慣・季節の行事

夢を叶えるためのコツPart2~主体性を身につけよう~(2ページ目)

夢を叶えるためには、自ら進んで行動する力=「主体性」が重要になってきます。実際に、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」の中でも「主体性」は最も重視され、また、約9割の企業が、新卒採用時や人財育成の場面で、この社会人基礎力を重視していると回答しています。今回は、この「主体性」を子供の時から育んでいく方法をご紹介していきたいと思います。

森 大輔

執筆者:森 大輔

子供の教育ガイド


決断力を磨くトレーニングを

主体性が高い人は、決断力が高い人です。「決断」と聞くと「一世一代の決断!」のように聞こえもしますが、例えば、「レストランで自分が何を食べるか」ということも決断です。最近は、子供であっても、何を食べたいか聞いても、「分からない」「ママに任せる!」と周りに任せてしまったり、悩んで選択出来なかったりする子が多いように思います。

元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんは、「レストランに入ったら、メニューを手に取って5秒以内にメニューを決める」ということを実践することで、テニスにおける決断力を鍛えることが出来たそうです。クスッと笑いたくなるようなエピソードではありますが、このように日常生活の中で意識して、トレーニングをすることは、効率もよく、かつ効果的ではないでしょうか。

親自らが主体性を発揮する

子は、親の姿から多くのことを学んでいきます。親の考えや行動を、子供は自然と真似をします。

少し余談になりますが、先日電車に乗っている時に、目の前に座っている親(両親)と小学生低学年ぐらいの子供2人の4人家族が、全員並んで、静かに本を読んでいる光景を見かけました(ちなみに小3くらいの女の子は、マンガで学ぶ起業の本のようなものを読んでいました)。きっと子供たちは、物心つくころから、ご両親の移動時間は本を読む習慣を見て、自然と同じ習慣を身につけたのでしょう。

話を戻しますと、つまり親が主体的に考え行動するタイプであれば、自然に子供も主体的に行動するようになり、逆に、指示待ちタイプの人間であれば、子供も指示待ちタイプの人間になりやすいということです。まずは、自分自身の思考行動特性を振り返ってみましょう。

親子で主体性を育てていこう

以上のことを踏まえると、主体性に磨きをかけるためには、「親子で一緒に取り組む」ことがオススメです。

テレビや新聞を見ていて気になったことは、インターネットで調べてみたり、実際に足を運ぶことが出来るのであれば、足を運んで体感したり、とにかく親子で一緒に、積極的に行動してみましょう。

テストで100点をとれても、主体的に行動が出来なければ、社会に出て活躍出来る保証はどこにもありません。学業成績だけでなく、今回とりあげた主体性を始めとする「社会人基礎力」にも目を向けて、子供の教育に取り組んでいきましょう。
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