乳児育児/赤ちゃん育児のお悩み解決

双子、三つ子の赤ちゃんの育児を乗り切る!(3ページ目)

双子ちゃん、三つ子ちゃんのお母さんたちは、どのように怒涛の赤ちゃん期を乗り切ったのでしょうか。3歳の女の双子ちゃんと、6歳の男の三つ子ちゃんを育てているお母さんたちに、妊娠中の情報収集や産後の生活の乗り切り方、育児の工夫、仕事との兼ね合いなどを伺いました。

執筆者:千葉 美奈子

仕事もあきらめない

双子ちゃん1歳のお誕生ケーキ

ホットケーキとヨーグルトの手作りケーキで1歳のお祝い

妊娠中も仕事を続けていた双子ママ・Nさん。お子さんたちが1歳半の時に、再就職先が決まると同時に、無認可保育施設に入ることができました。1年目はとにかく2人が交互に体調を崩し、ファミリーサポートセンターや病児保育などを併用しても仕事を休まざるを得ないことも多く、「心が折れそうになった」そうです。職場や家族の理解もあり、何とかその時期を踏ん張り、保育園生活2年目からはお子さんたちが体調を崩すことも減ってきたそう。その後、お子さんたちは認可保育園に転園。2人の子の預け先を必死に確保し、実績を重ねたことが、独立という形での仕事の仕方に結びつきました。

三つ子ママ・Hさんは、妊娠14週で流産・早産を防ぐ手術をし、続けたかった仕事を辞めました。今、幼稚園の年長の三つ子ちゃんたちの育児は、まだまだエネルギーがたくさん要りますが、「小学生に上がる時期を目標に、仕事を始めたい」と考えているそうです。

双子ちゃん、三つ子ちゃんがいる幸せ

双子ちゃん2歳

双子ちゃん2歳、手をつないでお散歩へ出発

「乳児の頃は、かわいいと感じる余裕さえないこともあった」と、双子ママ・Nさん。3歳を過ぎた今では、常に相棒がいることがうらやましくなるぐらい、仲よく遊ぶ2人を見て「双子でよかったなあ」と、しみじみ感じるそうです。三つ子ママ・Hさんが挙げるのも「歳の同じ兄弟がいること」。男の子3人、激しくけんかをすることもあるそうですが、「毎日が修学旅行のようで、本当に楽しそう」。複数の赤ちゃんのお世話の負担は、強い絆で結ばれた子どもたちが次第に仲良く遊び、お互いに刺激し合って成長していく中で、大きな喜びとなっていくようです。

三つ子ちゃん外遊び

毎日が修学旅行

「手を抜けるところは手を抜いて、周りの人に甘えて、自分の時間を作って」と双子ママ・Nさん。「母1人ではどんなに頑張ってもできないこと、無理なことがたくさん。どんどん周りを巻き込んで子育てを楽しんで」と三つ子ママ・Hさん。双子、三つ子の赤ちゃんのお世話の記憶もまだ鮮明な先輩ママたちが、これから双子、三つ子の赤ちゃんを迎える妊婦さんやパートナー、今お世話に向き合っているお母さん、お父さんたちに、「多胎児ならではの楽しみ、喜びがありますよ!」とエールを送ります。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます