子育て/イヤイヤ期

イヤイヤ期 ママの気持ちのリセット術(2ページ目)

魔の2歳児時代、泣いて癇癪を起こされてしまうと、ママの気持ちもへこんでしまいますよね。とはいえ、イヤイヤ期は、子どもの心の成長期である大事な通過点。ここでは、ママの気持ちをリセットするための心理テクをご紹介します。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

頑張る自分を励ましてあげよう

気が滅入ったら、1年前のことを振り返ってみましょう。そこには、ものすごく大変な時期を乗り越えている「頑張る自分」がいるはずです。そして、今と比べてみてください。
  • 新生児時代は、今よりずっと泣いていたじゃない!
  • 夜、2時間おきに起きていたなぁ。その頃と比べれば、まとまって眠れるようになっているんだわ。
  • あの当時はほぼゼロだった自分の時間も、今は少しだけでも取れるようになってきた。
そうです。頑張る自分の姿とともに、着実に日々成長をしてきてくれている我が子の姿が実感できるはずです。今、真っ只中の「イヤイヤ期」も同じ。あと1年後に振り返れば、母子ともに頑張った「忘れられない思い出の1ページ」になっていくのです。
  • あの真っ赤になって泣き叫ぶ姿も、自分が必要とされている実感を全身で浴びているようなもの。一生でこんなに必要とされる時期は今しかない!
こう考えると、少し元気がでてくる気がしませんか?育児で辛いときに、一番頼りになるのは自分自身です。気持ちがへこんだら、少しだけタイムトリップして、自分の頑張りをねぎらっていきましょう!
 

ネガティブな部分にばかり目をとられてしまうともったいない!

2歳の可愛さは2歳のときだけ!

2歳の可愛さは2歳のときだけ!

2歳というと、すぐに「魔の2歳児」というフレーズが連想されがちですが、魔の2歳児とて、一日中癇癪を起こし続けたり、泣き叫んだりはしていません。たいがいの時間は楽しんで過ごしているものです。

ケタケタと心地よく笑う我が子の笑顔がどれほどあなたの心を和ませているか。抱っこしたときの柔らかな感触が、どれほどあなたを母親にしてくれているか。

魔の2歳児時代のマイナスイメージにばかり着目してしまうと、この時期にしか見られない可愛さを見逃してしまうことになります。

ずっと一緒にいられるこの時期はあっという間に過ぎてしまいます。来年になったら3歳、再来年には4歳、と成長していきます。さらに成長すれば、泣いて反抗してくることすら、なくなってくるのです。

今は片時も離れられないことを窮屈に思うかもしれません。泣き叫ぶ姿をうるさく感じるかもしれません。でもあと数年経ったら、これほどまでにママを追い求める光景はなくなってしまいます。そのときになって、「あのときもっと優しく接していればよかった……。」と後悔しても、2歳時代は戻ってきません。

今の2歳を存分に楽しんでおかないともったいない!たまにママの怒りが爆発したってかまいません。「どんと来い!」の気持ちで、お子さんの全てを、全身で受け止めてあげましょう。


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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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