名所・旧跡/東北の名所・旧跡

伊達政宗の像が街を見守る青葉城址へ【宮城】(2ページ目)

戦国時代、数々の戦をくぐり抜けて東北の有力大名にのし上がった伊達政宗。その伊達政宗が拠点として街造りを行った仙台は、近代に入り、東北で初めての政令指定都市として発展を重ねてきました。今回は仙台に縁の深い伊達政宗の銅像がある青葉城址を訪ねます。仙台ならではのグルメである牛たん料理にも注目しますよ。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド


伊達政宗の像が街を見下ろす青葉城址

青葉城址にある伊達政宗の騎馬像(1)

青葉城址にある伊達政宗の騎馬像(2004年8月撮影)

青葉城址の石垣とるーぷる仙台

青葉城址の石垣と市営バス「るーぷる仙台」(2004年8月撮影)

伊達政宗は、仙台藩の拠点として、丘陵地帯に仙台城を造ります。

城の東側は蛇行する広瀬川が断崖のように丘を刻む険しい地形で、敵から攻めにくい山城としての性格を持たせました。この丘陵のある一帯は青葉山と称していたことから、仙台城は「青葉城」という別名でも親しまれています。

城跡として青葉城址Yahoo! 地図情報)となった現在は当時の建物こそ残ってはいないものの、青葉山公園として整備が進み、仙台の有名観光スポットの一つに数えられています。

 

青葉城址にある伊達政宗の騎馬像(2)

仙台の街を見下ろすようにたたずむ伊達政宗の騎馬像(2004年8月撮影)

青葉山公園の中にある仙台城の本丸跡には、伊達政宗の騎馬像があります。

この騎馬像は政宗が没してから300年経過したことを記念して1935年(昭和10年)に建立されたのが最初。第二次世界大戦中に一時撤去されますが、1962年(昭和37年)に二代目となる銅像が建立されて現在に至ります。

青葉城址から眺める仙台の街

青葉城址から眺める仙台の街(2004年8月撮影)

本丸跡が丘陵の高台にあることから、ここは仙台市内を見下ろすことができる絶好の展望スポットです。角度を変えて見ると、まるで伊達政宗の銅像が今も仙台の町並みをしっかりと見守っているかのようにも見えますね。

他にも三の丸の跡地には仙台市博物館、西の丸の跡地には宮城県護国神社がありますし、丘を下った所には伊達政宗を祀る瑞鳳殿(ずいほうでん)もありますので、あわせて訪ねてみると良いでしょう。

 


さて、青葉山公園をゆっくり散策した後は、仙台ならではのグルメを堪能しましょう。次ページに続きます。
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