フレンチ/東京のビストロ

俺のフレンチ(銀座)

話題性だけかと思ったら大間違い。立って食べるクラシカルガストロノミーの世界は連日満席。しかし、予約を確実に取れる方法もあった! フランス料理の常識を覆すビストロはぜひ一度並ばずに入りたいものだ。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

多分日本初!行列のできるビストロ

平日の15時35分にその話題の店の前に着いた。遠くからもわかるほどに人ごみの固まりに見える行列が織り成す。その数40名。フランス料理店に行列ができるなんて偉大なるフランス料理の先人はまさか想像することはなかっただろう。エスコフィエもシャペルもびっくりするに違いない。
俺のフレンチ

日によっては少ない日もあるようだが、開店前はこんな感じ

今、最も話題のフレンチと言えばカンテサンスでもなく、フロリレージュでもなくロビュションでもなく、この『俺のフレンチ』か。

かつて料理通信の連載コラムで某流通コンサルタントが書いていた記事を思い出した。「原価率50%の飲食店がこれから出てくるだろう」と。通常飲食店の食材原価率は30%。残りを家賃や人件費などでまかない、残るのは10%と言われている。

ところが「俺のフレンチ」はいとも簡単にこれをクリアし、原価率推定45%で人気店となり、利益もしっかり確保している。その鍵は回転率とシステムにある。

寒空に並んでいる時からエンターテインメントだった。小柄なイケメン店長が入店後の注文の仕方や料理が出てくるまでの時間などこの店の対応の仕方を説明してくださる。

16時の開店から予約の方から順番に案内されていく。予約していても並ぶのにはびっくりだ(日本人は本当に並ぶのが好きなんだなあ)。ちなみに予約なしで並んだ方は14時半には来ていたと聞いた。
俺のフレンチ

たっぷり注がれるスパークリングワイン

人間面白いもので最初に言われると納得し、あとからあれこれ言わないものである。ほーって置かれると、つい、「すいませーん」とスタッフを呼んでしまう。
並んでいた順番でまずはドリンクオーダーからスタートだ。600円で180mlたっぷりのヴァンムスーを。1階の立飲スペースはいきなり満席になり、ワイワイガヤガヤな空間に一気に変身だ。インテリアはお世辞にもセンスがいいとは言えないがそんなことはどうでもいいい。スパークリングをお代わり、と思った頃にお通しのパンが運ばれる。解凍パンだが温かさと味はしっかり。そしてやっと冷菜のオーダーがかかる。
さて、料理を見てみよう。
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