チョコレート/チョコレート関連記事

上野・国立科学博物館で「チョコレート展」開催(2ページ目)

上野の国立科学博物館で2012年11月3日(土・祝)~2013年2月24日(日)、「チョコレート展」が開催されます。チョコレートの原料であるカカオ豆の小さな一粒を通じて、カカオを育む自然の恵み、チョコレートを発明した人類の智慧と工夫、世界のつながりなどを、約380点の展示物を通して明らかにします。博物館の展示物をモチーフとしたチョコレートの大型細工も必見!製作したパティシエ達へのインタビューもご覧ください。

平岩 理緒

執筆者:平岩 理緒

スイーツガイド

「チョコレート展」の展示内容と見どころは?

国立科学博物館の「チョコレート展」の展示内容は、以下のような流れとなっています。

●プロローグ
エントランスでは、展覧会の会場となる国立科学博物館をチョコレートで再現!
チョコレートでできた博物館の建物に加え、屋外に展示されている蒸気機関車D51やシロナガスクジラなどのモニュメントを、全てチョコレートで手作りしているのが見所です。

●ZONE1 チョコレートの原点~カカオ
カカオ

一口にカカオと言っても種類は豊富

「テオブロマ=神様の食べ物」という学名をもつカカオをクローズアップ。
カカオの木やカカオの実などを展示し、詳しく紹介します。

●ZONE2 チョコレートをめぐる歴史
マヤ文明で使用されていたチョコレート容器(複製) @The Field Museum, Replicas, Photographer Amelia Larsen

マヤ文明で使用されていたチョコレート容器(複製) @The Field Museum, Replicas, Photographer Amelia Larsen

マヤ・アステカ文明では神聖な飲み物として珍重されたチョコレートの起源に始まり、16世紀にヨーロッパに渡り、やがて食べるチョコレートへと生まれ変わる歴史を振り返ります。

マヤ文明で使用されていたチョコレートにまつわる道具や食器、ヨーロッパに広まったチョコレートカップやチョコレートポットの貴重なコレクションも展示されます。

●ZONE3 チョコレートと日本
チョコレートと日本

著名ブランドの革新性なども分かる楽しいコーナー

江戸時代以降、チョコレートが日本人にどのように広まっていったのかを紐解きます。

なじみ深い人気チョコレート商品も大集合! 懐かしいテレビコマーシャルやパッケージなどがずらりと並びます。

●ZONE4 チョコレートができるまで
テンパリング

テンパリング(チョコレートを作る際の温度調整)も体感できる

まるで自分が「カカオ豆」になったつもりで、チョコレート工場内部を「体感」できるコーナーです。

●ZONE5 チョコレート・プロムナード ~チョコレートをもっと知ろう
様々なチョコレートの種類や、チョコレート作りの職人「ショコラティエ」が手掛けるチョコレートなどについて紹介します。

国立科学博物館の人気者・ティラノサウルスや、上野でおなじみのパンダ、忠犬ハチ公など、チョコレートでできた作品が展示されます。 

●ZONE6 チョコレートの未来
世界中の人達に長く愛されてきたチョコレート。
様々な生命と自然のめぐみ、世界のつながりによって、私達の手元に届いています。

これからも美味しいチョコレートを食べ続けられるように、私達が今、心に留めておくべきこととは……?

この展覧会は、アメリカ・シカゴの自然史博物館として世界的に知られるフィールド博物館が企画し、現在も全米巡回している展覧会を元にしています。
大人も子供も共に楽しめる内容で、これを見れば、ますますチョコレートが大好きになること、間違いありません!

では、次のページから、会場内に展示されているチョコレートの大型細工(ピエスモンテ)を製作した5人のパティシエへのインタビューをご覧ください!
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