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炊飯器でおいしく炊く方法 ウソ・ホント(2ページ目)

高性能な炊飯器でも、使い方が間違っていてはせっかくの性能が発揮できません。そこで、おいしいご飯を炊くための「おいしい炊き方」についてまとめてみました。ご確認下さい。

執筆者:戸井田 園子

炊飯器の使い方ではありませんが、米について正しく知ることでよりおいしいご飯を味わうことができます。ここからは、知っておきたい米の特性についてご紹介します!

Q:新米は水分が多く、夏の米は乾燥している?

A:米の含水率、開封前なら大きな差はなし

米は数kgずつパッケージされて販売されていますが、実は、このパッケージを開封しない状態であれば、米の含水率に大きな差は無いとのこと。米は、収穫してから年内12月までを「新米」と呼び、この季節の米は含水率が約15%くらいあります。一方、収穫から時間が経った米であっても、保管状態さえキチンとしていれば開封前の含水率は14%~13%を維持しているのが一般的。なので、米屋が適正な状況で管理をしっかりしていれば、開封前の米が乾燥して不味くなっていることは無いそうです。開封直後からおいしく無いと感じる場合は、米の購入先を変えてみるとイイかもしれませんね。

Q:米は、袋を開けたら直ぐ食べる方がおいしい?

A:米も生もの!開封したらできるだけ早く食べるのがベスト

米屋での保管状態が適正であれば、米の含水率は通年大きな変化が無いとは言え、夏の米はやっぱり水分量が少ない…と感じる人も多いはず。それは、開封後の変化に大きな違いがあるから。例えば「新米」は、開封後20日間経過しても含水率があまり変化しません。そのため一袋を食べ終わるまで、瑞々しくておいしいと感じることができます。しかし、7~8月の米の場合、開封20日後には含水率が約12%を下回るとのこと。これが「夏の米はパサパサ…」と感じる大きな原因です。米は生ものです!開封したらなるべく早く使いきるのがおいしく食べきるコツ。ちなみに保存期間の目安は、冬から春までが約 1ヶ月、梅雨から夏までは約2~3週間がベストとのこと。米は2Kg・5Kg・10kgといろいろなサイズで売られていますので、各家庭の消費量に見合った量を選びましょう。

Q:米の保存は冷蔵庫がベスト?

A:暗くて、温度・湿度が一定している冷蔵庫はおすすめ

開封した米を少しでもおいしく食べるためには、家庭での保存にも気を使いたいところ。米の保存に適しているのは、暗くて「湿度・温度」が一定しているところ。最適温度は5℃前後と言われています。家庭では、冷蔵庫が一番条件が近いと言えるでしょう。例えば、1回3合炊くのが定番であれば、密閉できるストックパックやプラスチック容器に3合ずつ入れて野菜室に入れておけば、ご飯を炊く時に計量しなくて済むので手間が省けます。また、ペットボトルに米を入れドアポケットなどに入れておくのも良いでしょう。

Q:乾燥した米は浸水時間を長くすると良い?

A:乾燥している米は長時間浸水がマイナスになることもアリ

それでも、お米が乾燥してしまいパサパサに感じるようになってしまった場合、浸水時間を長めにすれば良いのでは?と思いがちですが、これは間違い。含水率の高い収穫したての米は水に浸すとふっくらするのに対し、含水率が低くなった米は水に浸すと割れてしまうこともあり、単純に長く水に浸せば良いということではないようです。やはり、米の状態を良くする方がおいしいご飯への近道ですので、先に紹介した方法を実践してみて下さい!
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