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実証レポート、ダイニングテーブルとチェアの使い勝手(2ページ目)

ダイニングテーブル「REKTA(レクタ)」とチェア「SHIN(シン)」(いずれもアルフレックスジャパン社製)の使い勝手を検証する。実用年数は約8年。耐久性やメンテナンス性の検証過程において、家具選びのヒントが得られたなら幸いである。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

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専用の六角レンチがテーブルの裏側に

テーブル裏のレンチ差し込み口

テーブル裏のレンチ差し込み口

今思うと、最初のセッティングに少し問題があったようなのだが、使って2~3年でテーブルがガタついてきた。布きんなどで拭くと揺れるのだ。そこで、テーブルの裏側に備え付けてある専用の六角レンチで締めなおしたところ、ガタつきは解消された。以来、その作業はもう1度繰り返したのみである。

テーブルの裏に専用の六角レンチが仕舞ってある

テーブルの裏に専用の六角レンチが仕舞ってある


普段は汚れや傷みはまったく気にならない(実際に極小といえるが)

普段は汚れや傷みはまったく気にならない(実際に極小といえるが)

汚れや傷はまったくといっていいほど付いていない。ウレタン塗装の効果であろう。シミとは無縁だ。オークの色見はやや濃くなってきたように感じられる。重量のある卓上料理機器などを引きずったりして、ウレタンがはげかけたときには、熱めのおしぼりで蒸らすとよいとショールームでアドバイスをうけ、そのとおりにしている。その他に特別なメンテナンスは施していない。

だが、8年で多少効果が落ちかけているであろうことは、下の画像でも確認できる。とはいえ、照明をつければほとんど目視ではわからないレベルだが。

暗くして同レベルの目線で見ると、このようにウレタンの傷みが確認できる

暗くして同レベルの目線で見ると、このようにウレタンの傷みが確認できる


座面のレザーに光沢

「REKTA(レクタ)」と「SHIN(シン)」

「REKTA(レクタ)」と「SHIN(シン)」

チェアは、まったくといっていいほどトラブルがない。見た目に華奢な足だが、後ろ2本に体重をかけて(後ろに傾けて座って)も、軋みすらない。座面はウレタンで、表面はレザーである。手荒に使うほうは引っ掻いたような傷が多数できているが、普通に使っている分には若干のおしり部分のへこみ意外は変わりない。経年による光沢も生まれ、使用者の個性がようやく出はじめた。

マイナス面は、背もたれ部分が体格によってはやや硬さを感じることか。それと、買うときにインテリアデザイナーから白を提案されたのだが、汚れが気になるため茶を選んだ。素材としては拭けば済むものなので、白にすればよかったと後悔している。プロより保守的になっては、新鮮味のない無難な空間しかできない。

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