投資信託/国内債券型の投資信託を比較しよう

「Jボンド」ニッセイ日本インカムオープン

ニッセイアセットマネジメントが運用するJボンド(ニッセイ日本インカムオープン)は、比較的リスク、リターンが小さいながらも、国債だけの収益では物足りないと感じている人におすすめです。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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Jボンドここが魅力!

国債、社債、金融債など、わが国の多種多様な債券を投資対象とし、国債以外の債券を積極的に組み入れることで収益の向上目指しています。原則として、投資適格債(BBB格以上)に投資し、ポートフォリオの平均格付けはA格以上に保って信用リスクをコントロールしています。国内債券だけで運用されているため、為替変動リスクはありません。

債券の残存期間ごとに同金額投資を行い、常にラダー型(はしごのようた形)になるように満期償還期間を分けています。短期から長期まで残存期間が異なる債券に均等投資が行われているため、金利変動リスクの分散効果と収益性の確保が同時にできています。

毎月の分配金は1万口当たり15円と少ないものの、分配金の6割強が毎月の利子収入(インカムゲイン)で賄われています。2012年4月決算期後の翌期繰越分配対象額は369円あるため、分配金が減額されるリスクは低いと考えらえます。

運用のポイント

投資対象は国債以外が中心となっているため、国債だけで運用される投資信託と組み合わせて保有することで、ポートフォリオのコア資産と位置付けることができるでしょう。

為替リスクがなく、信用リスクもコントロールされているため、安心して保有を続けられるファンドと言えるでしょうが、その分収益も低位に甘んじることを理解しておく必要があります。リスクを取れる人であれば、多額の資産を投じてしまうと、なかなか資産が増えない、あるいは期待したよりも分配金額が少ないというジレンマに陥る可能性もあります。リスクとリターンのバランスをしっかりと考えたうえで、資産配分は考えるようにしましょう。

「Jボンド」ニッセイ日本インカムオープン 商品情報

運用会社
ニッセイアセットマネジメント
信託期間
2006年9月~無期限
基準価格
9958円
純資産総額
約2018億円
騰落率
6か月:1.2% 1年:0.9% 3年:5.2%
信託報酬
上限0.8925%
販売手数料
上限1.575%
運用会社URL

※基準価格と騰落率、純資産総額については2012年5月31日時点。基準価格と騰落率は課税前分配金再投資ベース。最新のデータは各社HPの目論見書や運用レポートなどを参考にして下さい。

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