関西ベスト一皿　フレンチ編2009-2010(4ページ目)

東京編

☆「レフェルヴェソンス」の「かぶら料理」
今年、西麻布にオープンしたばかりの新星フレンチ「レフェルヴェソンス」のスペシャリテ(2010年現在)といえば、4時間かけて火入れした「かぶら料理」。口に入れて噛みしめた途端、驚くほどに瑞々しくジューシーな甘味(旨味)が拡がり、今まで食べてきた「かぶら」という食材の先入観と味わいの限界点を見事に突き抜けてくれるのです。これは一度食べたら忘れなれなくなるサプライズ料理でしたね。

＜DATA＞
・店名： L'Effervescence
・住所： 東京都港区西麻布2-26-4
・TEL：03-5766-9500　(web予約可能)
・定休日：月曜日


☆「アピシウス」の「稲敷市狩猟「真鴨」のロースト　シャンピニオンデュクセルのファルシとそのジュ」。
柔らかく香り高い真鴨(国産)のローストの上には黒トリュフ。ソースもキノコで、
まるで「秋の森」のような一皿。秋の冥加を満喫です。

何より、国産の真鴨を使った料理でここまで感動できた料理は初めて。やはり真鴨は古典手法でいただくのがベストだと実感しました。

＜DATA＞
・店名： APICIUS
・所在地：東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館B1F
・TEL：03-3214-1361
・定休日：日曜日


☆「オレキス」の「鹿とカキフライとアンディーブ、ゴルゴンゾーラチーズ風味」
このレストランで心に残った一皿は、鹿と牡蠣の相性の良さを魅せつけてくれた「鹿とカキフライとアンディーブ、ゴルゴンゾーラチーズ風味」。食感の柔らかな鹿と、フライされた牡蠣のサクサク食感のコントラストも心地良いのですが、鹿と牡蠣の相性の良さが特に印象的。

さらにアンディーブの軽やかな青味(苦味)と、ゴルゴンゾーラのチーズ香が混じり合い、多層的かつ独創的な味わいの世界が成立しているのです。まさに足し算料理の極みですね。この組み立ての妙にはやられました。

＜DATA＞
・店名： OREXIS
・所在地：東京都港区白金2-3-3 カームコート白金高輪1F
・TEL：03-5918-8311　(web予約可能)
・定休日：毎週月曜日、第2火曜日(祝日の場合は営業)


☆「エディション・コウジ シモムラ」の「カカオのデクリネゾン」
カカオを様々な調理法で一皿に仕上げた、まさにカカオの活用形。一口食べる毎にショコラのノートが心地良く拡がります。ルックスも可愛く、ショコラ好きな人なれば一度は食べておきたい一皿でしょう。

＜DATA＞
・店名： EdiTion Koji Shimomura
・所在地：東京都港区六本木3-1-1 ティーキューブ1F
・TEL：03-5549-4562　(web予約可能)
・定休日：不定休

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