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敷金を取り戻すなら、大掃除するべし!(2ページ目)

楽しいクリスマスが終われば、新しい年はすぐそこ!あっという間に新年を迎えます。その前にある大イベントといえば、「年末大掃除」。そこで、「敷金を多く戻すための大掃除術」をズバリ公開しちゃいましょう!

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

喫煙者はとくに掃除をするべし


世の中、禁煙・分煙ムードが高まり、喫煙できるスペースがどんどん狭くなって、愛煙家は肩身の狭い思いをせざるを得ません。そんな中で、自分の部屋ぐらい好きなように吸いたいものだ・・・とスパスパ吸っていると、あっという間に壁紙がヤニで黄色くなってきます。通常のクリーニング(退去したときに行われるハウスクリーニング)で落ちる汚れの程度なら、大家さんの負担で修繕されますが、壁クロスを張り替えなければいけないほど汚れている場合には、借主も張替え費用を負担しなければなりません(全額ではなく、居住年数によって大家さんとの負担割合が算出される)。
ヤニによる汚れはべったりとしていて落ちにくいものも多いのですが、壁クロス専用の洗剤で掃除をしておきましょう。

浴室、トイレなどの水回りも忘れずに


浴室
水回りは特にカビが発生しやすいところ。使ったあとは水滴を拭き取るなどの毎日のメンテナンスを怠ると、敷金に響いてくる

一人暮らしの部屋で汚れがちなのが、トイレや浴室などの水回り。「自分だけしか使用しない」というのが、汚れてもなかなか掃除する気にならない理由のひとつだそうですが、ここも掃除を怠るとあっという間に水カビや汚れがこびりついてしまいます。
ユニットバスにありがちなシャワーカーテンがカビだらけ!という人は、基本的に浴室の換気がしっかりされていないということ。水カビは黒い色をしているだけでなく、赤っぽいものもあります。年末大掃除の機会に、カビ取り専用洗剤を使って綺麗にしましょう。その際、掃除終了後にはよく換気して乾燥させておくことを忘れずに。もちろん、普段からお風呂・シャワーを使ったら、壁の水滴をさっと拭いておき、浴室内に窓があれば少し開けておくか、窓がない場合は浴室内が乾燥するまで換気扇をつけておくこと。換気扇をつけておくと電気代がかかるのでは・・・?と心配な方、カビが生えて修繕費用を払うよりは電気代のほうが安く済むこともありますよ。

この機会にいらないものをどんどん捨てること!


ゴミだし
3年着なかった服は捨てる、「いつか使うかも」と思うものはたいていなくても大丈夫。思い切って捨てましょう!

最後に、賃貸生活を快適にするための極意をひとつ。それは、「モノを増やさないこと」。ものが増えればそれだけ掃除がしにくい場所が増えますし、久しぶりにモノをどけたらカビが生えていた!なんてことにもなりかねません。ですから、この機会に思い切っていらないものはどんどん捨てましょう。例えば、衣類なら3年着なかったものは捨ててよし、引越ししてきたときのダンボール箱で1年たってもまだ開けていないものがあれば、(思い出の品じゃなければ)捨ててよし。
「これっていつか使うんじゃないかな?」と思って残しておくものほど使いません。捨ててしまっても案外何の不自由もなく暮らせるものです。

さあ、大掃除できそうな日を決め、早速取り掛かりましょう!新しい部屋で新年を迎えたら、きっと気持ちがいいですよ!
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