咳・痰・喘鳴(ぜいめい)

更新日:2007年08月14日

咳が続く…、百日咳?喘息?

アトピーと同じく、なかなか治せない喘息。これを悪化させる病原体の一つに、百日咳があります。今回は小児科医としての番外編。乳児がかかると大変な百日咳についてご説明しましょう。

百日咳の流行が問題になっています。アレルギーが関係したり、その病気にかかると悪化する病気の一つです。今回はアレルギーに詳しい小児科医としての番外編。

今回は、百日咳について説明したいと思っております。

百日咳とは?

百日咳菌(Bordetella pertussis)という細菌による感染をいいます。百日咳菌は、ウイルスと異なり、栄養があれば、増える微生物ですが、培養に難しい菌です。百日咳菌には、様々な活性物質があります。リンパ球を増やす因子、赤血球を集める因子、ヒスタミンを増やす因子、免疫を高める因子が含まれています。百日咳は、マクロライド系やテトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質が効きます。

この微生物は、気管や喉などの気道に感染することが特徴です。痰や唾液、咳で人にうつります。

百日咳にかかると

■気管支喘息
百日咳は、気管支喘息の増悪・悪化因子です。つまり、百日咳にかかると、咳がひどく、喘鳴(ゼイゼイ・ゴロゴロ・ヒューヒューといった呼吸)が出てきます。百日咳の成分で、咳が続きますから、かかると、長く咳が続き、喘息発作が出てしまいます。

■アトピー
百日咳は、幸い、皮膚には感染しません。しかし、咳のため睡眠不足となり、アトピーを悪化させてしまいます。百日咳菌には、ヒスタミンを増やす作用がありますから、ヒスタミンは、アトピーの痒みを増してしまいます。


次のページでは、百日咳が起こす病気についてご紹介します。
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この記事の担当ガイド

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清益 功浩

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。他にも、メンタルヘルスマネ…

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