栄養管理/メタボ予防・減量したい人の栄養管理

チョコを食べても太らないって本当!?(3ページ目)

バレンタイン直前。デパ地下には魅惑的なチョコが並んでいますが、チョコといえばダイエットの敵というイメージが・・・。でもチョコを食べても太らないという話もあるのです。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド


「チョコレートできれいになる!?」ってホント?

チョコできれいになる!?
チョコできれいになる!?
最後にガイドが探してきた本は『チョコレートできれいになる』 (ジョン アシュトン (著), ソニーマガジンズ)。ちなみに表紙の帯のうたい文句は「魅惑の一粒が、あなたを美人に変える。・・・チョコレートはダイエットの味方!」

・・・ここまでくると、本当?と突っ込みたくなってしまいますが、とにかく内容を見てみましょう。

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これも結論からいってしまいますね。

つまり、チョコレートを食べると太るといわれているのは、大量に食べ過ぎた場合のみ。1日50g以下ならデザートとして悪くないとのこと(大体250~300kcal)。

しかも46gのチョコレートを食べた後、血中のコレステロールを調べた調査があるそうです。すると、善玉コレステロール(HDL)が高くなり、中性脂肪の値が低くなっていたという結果がでたそうです。

理由としては、チョコレートの脂肪はオレイン酸、ステアリン酸が中心なので、かなり良質なものであるためだと考えられるからとのこと。オレイン酸といえばオリーブオイルに含まれている脂肪分ですよね。

ただここでも注意されている事があります。それは、安価なチョコレートにはココアバターではなく加工した植物性脂肪が使われているため避けたほうがよいということ、またバーやフルーツのコーティングに使われる合成タイプのチョコレートも脂肪酸の種類が違うので避けたほうが良いことです。
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ここまでくるとなんとなく分かってきましたね。
では、チョコレートを食べても太らないためのポイントをまとめてみましょう。


賢くチョコレートを楽しむ方法
量より質

・チョコレートが魅惑的な理由は香りと舌触りなので、十分にそれを味わって食べること
カカオバターの含有量の多い上質なものを選んで食べること
・バーで食べる場合はきちんとブロックに分けて、最初から食べる量を決めてから食べること

が重要なのですね。

しかもこれを守って食べれば、健康にも良いということです。

チョコレートは昔から「神々の食べ物」といわれるほど魅惑的な食べ物です。確かに無理に制限するよりは、じっくり味わって幸せな気分になったほうが賢いやり方かもしれませんね。

ちなみにカカオ含有量が多いチョコとして、なんと100%カカオチョコというのがあります。これ、ガイドも食べたことがありますが、一言で言うと感覚的には「薬」です。苦いし、舌もしびれる気がするほどです。でも、意外と病みつきになりそうな味でもありますので「お砂糖をいれないカカオバターってどんな味?」ということを知りたい方にはオススメ。量も食べられないので健康的なチョコとしては一番です。カカオ100%のチョコを試してみたい方はSatieで購入できます。

でも、そこまでいかなくても・・・という方はカカオ含有量70%以上くらいのチョコレートがオススメ。一応70%くらいなら甘さもありますし、食べやすいですしね。

バレンタインはいろいろなチョコレートが試せるので楽しいですよね。
賢く選んで、幸せなひと時をすごしましょう!

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