パワーポイント(PowerPoint)の使い方/パワーポイントの基本操作

パワポ箇条書きの先頭文字をぴったり揃えて右にずらす

プレースホルダに入力した箇条書きの先頭文字を少しだけ右にずらしたいというときは、「左インデントマーカー」を使います。そうすると、複数の箇条書きの文字数がばらばらでも、先頭文字の位置をぴったり揃えて右にずらすことができます。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

PowerPointのスライドに箇条書きを入力するには、スライド上に「クリックしてテキストを入力」と書かれた領域をクリックし、「Enter」キーで改行しながら文字を入力するだけの簡単な操作です。

文字のサイズや色やフォントなどの書式は、スライドに適用されている「テーマ」に合わせて自動的に付くため、文字を入力するだけで見やすい箇条書きができ上がります。

ただし、下図のような文字数の少ない箇条書きでは、文字がスライドの左側に寄ってしまい、右側がすっぽり空いてしまうことがあります。このようなときは、箇条書きの先頭位置を少しだけ右にずらしたほうが、バランスがよくなるはずです。
箇条書きの文字数が短いと、全体に左に詰まった印象になってしまう

箇条書きの文字数が短いと、全体に左に詰まった印象になってしまう

このとき、「ホーム」タブの「中央揃え」ボタンを使って文字の配置を変更すると、箇条書きの文字数によって先頭位置がばらばらになってしまいます。
「中央揃え」では、それぞれの文字数のまんなかの位置が揃うため、先頭位置はばらばらだ

「中央揃え」では、それぞれの文字数のまんなかの位置が揃うため、先頭位置はばらばらだ


先頭の文字位置がぴったり揃った状態で、3行の箇条書き全体をもう少し右にずらすには、「インデント」の機能を使います。「インデント」とは「字下げ」という意味で、先頭文字の位置を右方向にずらす役割があります。

インデントにはいくつかの種類があり、今回のように、先頭文字=文字の一番左側を字下げするときは「左インデント」を使います。

インデントの操作をするには、前準備として、「表示」タブの「ルーラー」にチェックを付けて、スライドの上側と左側にものさしのような目盛の付いたルーラーを表示しておきます。 
「インデント」は、上側のルーラー上に表示される四角や三角の記号のことだ

「インデント」は、上側のルーラー上に表示される四角や三角の記号のことだ。PowerPoint2003では、「表示」メニューの「ルーラー」を選ぶ

次に、箇条書き全体をドラッグして選択し、上側のルーラー上に表示されている四角いマーカー(左インデントマーカー)にマウスポインタを合わせます。
マウスポインタが四角い記号からずれないように注意しよう

マウスポインタが四角い記号からずれないように注意しよう

そのまま、四角いマーカーを右方向にドラッグして手を離すと、3行分の箇条書きがまとめて右にずれたことが確認できます。これなら、箇条書きの文字数に関係なく、先頭文字の位置を揃えてずらすことができる、というわけです。
ドラッグしたときに表示される縦の点線を目安にするとわかりやすい

ドラッグしたときに表示される縦の点線を目安にするとわかりやすい

先頭の段落番号と箇条書きの文字が一緒に右にずれた

先頭の段落番号と箇条書きの文字が一緒に右にずれた

よく見ると、ルーラー上には左インデントマーカーのほかにも2つのマーカーが表示されています。ひとつは、左インデントマーカーのすぐ上に表示されている上向き三角のマーカーで、これをドラッグすると、先頭の段落番号の位置は変わらずに、箇条書きの文字だけがずれます。
上向の三角記号をドラッグすると、箇条書きの文字だけがずれる

上向の三角記号をドラッグすると、箇条書きの文字だけがずれる

そして、ルーラーの左側に表示されている下向きの三角のマーカーをドラッグすると、先頭の段落番号だけがずれます。
下向きの三角記号をドラッグすると、段落番号だけがずれる

下向きの三角記号をドラッグすると、段落番号だけがずれる

段落番号と箇条書きの文字を一緒にずらしたいときは、必ず四角いマーカー(左インデントマーカー)をドラッグしましょう。

注意したいのは、「ホーム」タブにある「リストのレベルを上げる」ボタンをクリックしても、先頭位置をずらすことができますが、同時に文字サイズも小さくなってしまう点です。
「リストのレベルを上げる」ボタンや「リストのレベルを下げる」ボタンをクリックしても、先頭文字の位置を変えられる

「リストのレベルを上げる」ボタンや「リストのレベルを下げる」ボタンをクリックしても、先頭文字の位置を変えられる。PowerPoint2003では、ツールバーの「インデント」ボタンをクリックする

「リストのレベルを上げる」ボタンを1回クリックすると、先頭文字が右にずれると同時に文字サイズがひと回り小さくなる

「リストのレベルを上げる」ボタンを1回クリックすると、先頭文字が右にずれると同時に文字サイズがひと回り小さくなる

「リストのレベルを上げる」ボタンをもう一度クリックすると、さらに先頭位置が右にずれて、門司サイズが小さくなる

「リストのレベルを上げる」ボタンをもう一度クリックすると、さらに先頭位置が右にずれて、文字サイズが小さくなる

これは、箇条書きの階層関係を表すレベルが順番に下位にずれていることを表します。箇条書きのレベルを変えずに、先頭位置だけをずらすには、「インデントマーカー」を使いましょう。
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