大学生の就職活動/就職活動の選考対策

また会いたいと思ってもらえる就活面接(3ページ目)

面接は、相手に「また会いたいな」って思ってもらえるかで決まる。そう相手に思ってもらえるには、どうすればいいのかを基準に、どんな言葉や所作が、また会いたいと思ってもらえるかを考えてみよう。

執筆者:見舘 好隆

面接の流れ(前日準備~面接控室編)

面接とは
面接が終わった後に、もっと何を準備するべきだったか、他の学生と語り合えるように、じっくり準備をしよう。
さて、明日面接だ。何を準備すれば良いだろうか。

大前提だが、いまさら職業能力を高めることはできない。大切なことは、君が持つ職業能力を正しく伝える準備をすることが大切となる。

まず、「態度」を確認しよう。「動機(意欲)」は、言い換えれば、「本当に入社したいかどうか」である。よって、志望動機をしっかり作り込むことが大切となる。企業研究をしっかり行い、なぜ入社したいのかを、明確にスラスラ答えられるようにしておくことが重要となる。会社案内やホームページを、隅から隅まで読み込もう。「価値観」「経営理念(ビジョン・ミッション・行動指針)」だ。会社案内やホームページに必ず載っているので、自分の「価値観」と一致しているか確認しておこう。もし合わなければ入社してから辛くなるので、受けなくてもいいかもしれない。

次に、「対人基礎力」を確認しよう。会社案内やホームページをみて、対人基礎力のうち、何を重視しているのかをチェックしよう。そしてその力を、どんなエピソードで伝えるのか、考えておこう。さらに対人自己力を体現するために、服装のチェックをしたり、鏡の前で笑う練習をしたり、大きな声で分かりやすく話す練習をしておこう。

次に、「対自己基礎力」を確認しよう。会社案内やホームページをみて、対自己基礎力のうち、何を重視しているのかをチェックしよう。そしてその力を、どんなエピソードで伝えるのか、考えておこう。さらに対自己基礎力を体現するために、遅刻しないように地図をプリントアウトしたり、駅前探検倶楽部などで時間の確認、持ち物のチェックをしよう。

最後に、「対課題基礎力」を確認しよう。会社案内やホームページをみて、どんな対課題基礎力を期待しているのかをチェックしよう。そしてその力を、どんなエピソードで伝えるのか、考えておこう。基本的には「窮地」「失敗体験」「修羅場」が良いと思う。しっかり思い出しておこう。さらに対課題基礎力を体現するために、この面接自体を「課題」と捉えて、何をするべきか、よく考えてみよう。準備すべきことを紙に書いておいて、面接が終わってからそのリストを修正するなど、君が持つ「対課題基礎力」を存分に発揮するように準備しておこう。

総じて、目的は相手に「また会いたいな」って思ってもらえるかだ。例えば、面接を初めてのデートと考えればいい。そのためにどんな準備をすればいいのか、じっくり考えてみよう。

※次のページで、面接の流れ(序盤編)を学ぶ!
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