大学生の就職活動/就職活動の選考対策

面接を突破する力 「反応力」(2ページ目)

面接官がチェックする基本中の基本で最も重要な力「反応力」。この力は「うなづく」「傾聴する」「質問する」3つの作業で面接官にその力を伝えることができる。結果面接官に信頼され、さらに君を深く知るだろう。

執筆者:見舘 好隆

うなづく(相槌を打つ)!

「うんうん!」「そうそう!」とうなづかれると、とても嬉しいことは、みなさんも知ってるよね。一所懸命話をしても、相手がうなづかないと、誰だって不安になる。面接だって同じ。面接官が話す時に、面接官が期待することは、「ちゃんと聞いて理解していること」だ。

「面接なんだから学生が話を聞いているのは当たり前でしょ!」

当たり前だけど、そうは見えない学生もいることは確かだ。もしかしたら面接が苦手な面接官だっている。もしそうならうなづいて聞いてくれる学生に高得点をつけるに違いない。

「緊張でなかなかうなづけないよ。」

緊張でうなづけない=コミュニケーションが苦手ということ。仕事ができないことを伝えてどうする?

「うなづくのって、しらじらしくない?」

白々しい?それは「形だけのうなづき」だからだよ。話を「ちゃんと理解したよ」という気持ちを表現するうなづきであれば、それは白々しくないはずだ。

そもそも、面接官は人事担当ではなく、現場の責任者である可能性がある。つまり面接しながら「自分の部下としてふさわしいか」を考えているのだ。新人を一から育てなくてはいけないその面接官は、ちゃんと自分の指示や指導を受け止めて理解してくれる新人が欲しい。つまり、「うなづいてくれる部下が欲しい」のだ。うなづかない=育てるのが面倒。よってうなづかない学生を次の面接に通すわけはない。


うなづきとは「相手からの投げかけや言葉に対して、反応していることを相手にわかるようにあらわす力」を最も簡単に示す手段だ。

面接で実行しない手は無い。


※相槌を声に出すことも有効だ。
「“そうでしたか”“なるほど”“うん、うん”“よかったね”“いやあ、大変でしたね”……。いつでも気軽に声を出して、いくつかの異なる相づちを打てれば、それだけでもコミュニケーション上手のイメージを相手に与えることができる。」(出典:『日経マネーDIGITAL』FP快刀乱麻/第268回「話を聞けない人が増えた」東京FPコンサルティング 紀平正幸)


※次のページで、もっと反応力を伝える方法「傾聴する!」


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