大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

今こそ読むべし!会社説明会の歩き方講座(3ページ目)

会社説明会は「宝の山」だ。パソコンの前で悩む時間があったらどんどん参加しよう。そして「心にストンと落ちる言葉」をたくさん拾ってこよう。それが君の就職活動をスムースにする「魔法の杖」なのだから。

執筆者:見舘 好隆

5.質問タイムになったら、一番最初に手を挙げる

会社説明会
言葉を拾うだけなら、その言葉には価値は無い。たくさん集めて、整理して、タイトルをつけよう。その言葉こそが、君が自らの力で作り上げた、窮地を救ってくれる「魔法の杖」なんだ。
また「えー!」と思ったと思うが、他人に考えていた質問をされてしまうと困るからだ。あと、残り時間によっては、1名で終わってしまうかもしれないしね。質問しようとして、一生懸命聞いていたのに、質問できなかったら、努力が報われない。当てられ易いように、折角前に座ったんだから、この権利は必ず行使しよう。

6.会社説明会を3社巡ったら、気になった言葉をまとめてみる

やり方は以下の方法がある。
  1. パワーポイントでまとめてみる
    1. まず、気になった言葉を会社ごとでいいのでダラダラと打つ。
    2. 全部打ったら、似たような言葉をまとめてみる。
    3. まとめたら、そのグループごとにタイトルを付けてみる。

    パワーポイント
  2. 付箋でまとめてみる(KJ法)
    1. まず、気になった言葉を付箋に書いて、台紙(白い紙)にペタペタ貼っていく。書いて貼る、書いて貼る!
    2. 似たような言葉をまとめてみる。
    3. まとめたら、そのグループごとにタイトルを付けてみる。

    KJ法



以上の作業で獲得した「気になる言葉のタイトル」こそ、君にとっての「働く価値観」なのだ(上記例で言えば、「お客様に安らぎを与える」「新しいサービスを生み出す」)。これが君の「就職活動を描く道具」、すなわち「魔法の杖」なんだ。

これからはエントリーする時に悩んだら、「お客様に安らぎを与える」「新しいサービスを生み出す」ことができるかで決めたらいい。自己分析する時に悩んだら、自分の「お客様に安らぎを与える」「新しいサービスを生み出す」経験を洗い出してみたらいい。志望動機を作る時なら、そのまま「お客様に安らぎを与える」「新しいサービスを生み出す」をコンセプトに作ればいい。

行動したからこそ、手に入れた「魔法の杖」だ。自己分析だけで考えた言葉よりも、自分にとって説得力がある。だからこそ、企業を選んだり、自己分析したり、志望動機を考えたりする時に有効に使えて、とてもスムースに就職活動することができるよ。


「運命の中に偶然はない。人間はある運命に出会う前に、自分でそれをつくっているのだ」(アメリカ・第28代大統領トーマス・W・ウィルソン)


結局は「行動しなければ答えは見つからない」ことを、いつも意識して欲しい。

※付箋でまとめる方法を、「KJ法」と呼ぶ。複数の人数で新しい企画を考える時などに有効。やってみよう。
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