女性の転職/女性の再就職・職場復帰

転職時の電話のかけ方、メールの書き方(2ページ目)

転職活動の中で、応募先企業と電話やメールのやりとりは付きもの。電話をかける時間は?メールでの挨拶はどうすれば?顔が見えないからこそ、マナーに気を配ることが大切です。今回はその基本事項についてご紹介します。

執筆者:川崎 あゆみ

メールで応募画像"
「メールは怖い」。相手の顔や表情が見えない分、注意に注意を重ねて書くようにしましょう。
最近は、メールでの応募やWeb上におかれたフォームに入力する形での応募も増えています。電話での問合せの緊張感や、郵送のわずらわしさがありませんし、時間や相手の都合も関係ないので、応募する側にとっては、気軽に応募できますね。でもその分、確認に確認を重ねて慎重にメールを書かないと、かえってマイナスの印象を与えることにもなりかねないのです。


応募先企業へメールする際の基本事項(宛名、挨拶、メールアドレス)

メールで応募を受け付けている企業では、「住所・名前・年齢・自己PR」を明記するようにと指示されているところもあれば、履歴書や職務経歴書を添付するようにというところもありますが、基本的に指定された情報は全て盛り込むようにしてください。

■メールの件名
メールの件名は指定されている場合は、それに従ってください。指定がない場合は、「○○応募の件」が一般的です。間違っても、「こんにちは」「はじめまして」、あるいは、ブランクのまま送信にしないこと。

■メールの宛名
求人広告には、問合せ・応募先として「人事部宛」や「採用担当宛」などが書かれていると思いますが、それぞれ「人事部御中」「採用ご担当者様」とします。「担当/△○」とあれば、「人事部 △○様」としてください。

■HTMLメールは、使わない
また、「添付」の指示がないのに、添付メールが送信されてくると、「ウィルスメール」として、削除される恐れがあります。あるいは、本当にウィルスメールの疑いも?!いずれにしても相手に迷惑がかかることが考えられますので、HTMLメールを使わないということを覚えておいてください。

電話、メールNG画像"
普段の言葉使いのままでは、当然NG。ビジネスの場でふさわしい言葉使いをしているか、今一度チェックしましょう。
■書き出しにも注意
手紙ではないので、時節の挨拶を書く必要はありません。書き出しには、「お世話になります。川崎と申します。このたびは、○○応募の件で、ご連絡させていただきました。」など、何の用件か相手にわかるように書きます。

■メールアドレスにも注意!
ビジネスでは、ホットメールなどのフリーアドレスではなく、プロバイダと契約したメールアドレスから送信するようにします。また、家族と共有のメールアドレスも厳禁です。女性からのメールのはずなのに、夫の名前でメールが送られてくることが、時々ありますが、これは家庭と仕事の区別がついていないという印象を与えてしまいますから、ご注意を。


■文章の読みやすさにも気を配る
1行の文字数は35文字くらいで改行し、5~6行ごとに1行あけると、読みやすくなります。ズラーっと横につながっている文章や、改行の位置がガタガタにずれているメールは、パソコンが上手く使えないということを相手に知らせているようなものですから、不安なら本番送信の前に、一度自分のメールアドレス宛に送ってみて、相手が受け取るとこんな感じというのを試してみるのも良いでしょう。

採用担当者画像"
あなたのメールは、相手にどんな印象を与えるでしょう。「この人に来てもらいたい!」と思えるメールを書くには、まず基本をおさえることです。
■社会人としてのメールのマナー
顔文字や話し言葉、(笑)や、半角カナや機種依存文字は使いません。また、誤字・脱字は、厳禁です。送信の前には、確認のために、必ず目を通すようにしましょう。相手から返信があり、さらにそれに返事をする際、受け取ったメールの文章を引用は、全ての文章をだらだらと引用せず、必要な部分だけを引用するようにします。

電話での問合せとメールでの応募の仕方について、ご紹介しました。久しぶりに働きに出る方は、「これで良かったかしら?」と不安になることもあると思いますが、電話やメールに限らず、オフィスでのマナーに関する本は、たくさん出ていますので、不安のある方は一度確認するといいかもしれませんね。

応募メールではありませんが、私もよく「どうしたらライターになれますか」とか「仕事をしたいんですけど」というような内容のメールをいただきますが、読んでいきなり不愉快になるメールが何通かあります。

ご連絡をいただくこと自体は、もちろん大歓迎なのですが、最初に自己紹介も挨拶文も何もなく、「自分が聞きたいこと」から始まっていたり、ご自分についての情報は一切書かないで、「相談に乗って欲しい」、あるいは、ご主人から「うちの奥さんが再就職したいんですけど」など、社会人としてどうかという疑問を持ってしまいます。または、延々と自分のことが書いてあるメールも時々あります。

かといって「マナーがなってない!」と喝をいれるほどの勇気もなく(笑)。こうしたメールを頂くたびに反面教師することにしています。

【関連記事】
求人広告の見方
仕事につながるメールを書こうVol.1 応募メールで差をつける 最悪編
仕事につながるメールを書こうVol.2 応募メールで差をつける 最高編
仕事につながるメールを書こうVol.3 採用されない応募メール文例集
会社とのファーストコンタクト 応募電話のかけ方聞き出し方
確実に1次選考をクリアするための Eメール、Web応募の基礎知識
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で転職関連の書籍を見るAmazon で転職関連の書籍を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます