文章:君塚 由佳(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
 |
| 日本語って難しいですよね。文法さえ正しければ正しく伝わるわけでもなく… |
前回の記事で取り上げた「尊敬語」と「謙譲語」ですが、引き続き敬語の使い方で誤りやすい点を説明します。
実は尊敬語で一番使う表現「~れる」「~られる」ですが、できることならこの言葉は使わない方が賢明なのです。
それは、いったいどういう事なのでしょう?
ある会社のオフィスでの様子を覗いてみましょう。
上司を怒らせてしまった山田君
ある会社でのやりとりです。営業部長は定年も近いのですが、まだまだ元気です。仕事もバリバリこなしています。
その部長が、取引先に提出する見積書を確認したいと山田君に言いました。古くからの付き合いで、大口の取引もある取引先なので、くれぐれも失礼のないようにチェックしたいと言うのです。
ふと時計を見ると、もう20時をすぎています。そこで山田君は聞きました。
「部長、今日見積もりを見られますか?」と言ったのです。
すると、部長はみるみる険しい顔になって、怒り出しました。「失礼だな、君は!いくら老眼でも見積もりを見るくらいできるよ!」
さて、あなたはなぜ部長が怒り出したのか、おわかりになりますか?
正しい尊敬語を使ったのに、怒らせてしまったのはなぜ? 詳しい解説は次ページへ!