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虫のない光のなかで屋外パーティを楽しむ(2ページ目)

夏の夜は屋外やベランダでバーベキューをしたり、お酒やお茶を楽しむのも気持ち良いものですね。ただ、灯りをつけると虫が集まってしまうのが難点です。今回は虫が集まりにくい光についてご紹介しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

虫にとって見えにくい光


写真2.連続した白熱灯の光虫は一般に450nm(ナノメートル)以下の光が見えにくいと言われています。特に紫外線に対して、人は見えませんが、虫には見えるようです。

同じ明るさであれば紫外線の多い光源は蛍光灯やハロゲン電球、水銀灯があげられます。逆に少ないのが電球や高圧ナトリウム灯です。…と言うことは公園や街路照明は高圧ナトリウム灯より水銀灯の方に虫が寄り付くことになります。

しかし、いくら虫に見えにくい光と言っても周りが真っ暗な所で煌々と照らせば虫は寄ってきます。現に山の中にある橋梁を高圧ナトリウム灯でライトアップしたことがありますが、初夏には虫がいっぱい寄っていました。


写真3.ガラス窓の漏れ光
住宅ではおもに蛍光灯と白熱灯が使われていますが、蛍光灯の白い光に虫が集まりやすくなっています。同じ蛍光灯であれば白色より電球色の光が虫にとって寄り付きにくいようです。

住宅のテラスでバーベキューを楽しむことがあると思います。その際、テラスに面した部屋の照明をつけておけば、ガラス窓を通してその漏れ光がテラスを少し明るくします。

ガラス窓を通すとしても部屋の明かりは白熱灯が良いです。ガラスは紫外線をある程度カットしてくれますが280nm以上は透過します。つまり蛍光ランプの持っている280nm以上の、虫が見える光を透過してしまうのです。窓から洩れる光以外にパーティの雰囲気を高める必要があればカンテラなどの火の光を使うことも奨められます。

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