外壁・屋根・断熱材/外壁材・屋根材・サイディング

外壁(装)材の種類と特徴

外壁(装)材は、住まいの寿命はもちろん、建物の印象を左右する重要な建材。性能や色柄、費用も含め、どれを選ぶべきか、悩む方も多いでしょう。ここでは、家づくりの前に知っておきたい外壁材の基礎知識をまとめました。

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外壁(装)材は、風雨や雪、火災、紫外線などから建物を守ると同時に、住まいの寿命にも関わる重要な建材。選ぶ際には、耐候性や耐水性、耐火性、耐久性などを確認することが大切です。もちろん、住まいの印象を左右し、周辺の街並みにも影響を与えるので、色やデザインにも配慮が必要。コストや施工性、敷地の気候風土(雪や雨の多い地域、塩害が予想されるエリア)なども意識しておきたいポイントでしょう。

一戸建てに用いられる外壁材は多種多様。ここでは、家づくりの前に知っておきたい外壁材の基礎知識をまとめました。

主な外壁(装)材の種類と特徴

一般的な戸建住宅に用いられる主な外壁(装)材には、サイディング、モルタル・塗壁、タイル、ALCなどがあります。現在、多く用いられているのはサイディング。分譲住宅はもとより、ハウスメーカーや工務店の企画型商品の標準仕様となっていること、商品バリエーションが豊富なこと、施工性が高いことなどがその理由でしょう。

また、外壁(装)材は施工方法によって、乾式工法と湿式工法といった分類をすることも。乾式工法は、釘やネジ、ボルトなどで取り付けるもの。湿式工法は左官工事、コンクリートを用いるなど水分を使う工法のこと。一般的に、乾式工法は、湿式工法に比べ工期が短く施工性が高いため、最近では乾式工法を用いるケースが多くなっています。一方、味わいのある仕上げが多くみられるのは湿式工法といえるでしょう。

■サイディング
トステム

本体の三辺を合じゃくり加工し、専用のジョイント部材と合わせて施工することで、新シーリングレス工法を実現。[AT-WALLガーディナルシリーズ ニューストラーノVZ]  旭トステム外装

工場生産されたボード状のサイディングは、耐火性や耐久性などに優れている素材。工場生産のため品質が均一で、比較的低価格な商品から性能を高めた高価な商品までバリエーションが豊富なのが特徴です。下地の合板に釘で打ちつけていくだけと施工性が高いのも魅力でしょう。

サイディングには、窯業系と金属系、木質系、樹脂系などがあります。窯業系サイディングは、セメントなどを原料とした繊維質の木片や無機物などを混ぜ、強化してプレス成形などで板状としたもの。金属系サイディングは、成形したステンレスやアルミニウムなどの板を表面材とし、断熱材を裏打ちしたもので、ガルバリウム鋼板も含まれます。木質系サイディングは、天然木などを塗装したもの、樹脂系は塩化ビニル樹脂が主な素材です。

また、表面のデザインが多様なのも大きな特徴。タイル風、石積み風、板張り風と多様で本物のような風合いを持つ商品もあります。その他、既存の外壁の上に 貼り付けることができるリフォーム向けの商品やシーリングを用いずに施工できるタイプ、本体表面に汚れが落ちやすくなる防汚機能などを持つ商品もみられます。

■塗壁・モルタル
イメージ

独特の風合いを持つ自然素材を用いた外壁

セメントと砂、混和材を混ぜ、水を加えて練ったモルタルを下地に樹脂系の素材などを塗装とする方法。仕上げは、樹脂系の素材を吹き付けたり(吹き付け仕上 げ)、コテやローラーなどで多様な模様を施したものがみられます。仕上げの方法によってさまざまな表情が生まれるのが大きな魅力でしょう。

また、最近は健康住宅への関心の高まりや環境への配慮から、漆喰や土壁など自然素材の塗壁も増えています。漆喰は、消石灰を主材料としたもの。吸放湿性能 が優れ、カビや細菌も発生しにくい素材です。自由な形状に対応できるので、曲面や凸凹なデザインの外壁でも用いることができます。


次ページでは、タイルなどの特徴をみていきます。

更新日:2013年09月20日

(公開日:2002年10月30日)

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