床暖房・冷暖房

更新日:2003年08月07日

[2] 知っておきたい「換気システム」

建築基準法の改正により、「機械換気設備」の設置が義務付けられました。今回は、一般的な機械換気についてみていきます。


シックハウス対策としての建築基準法の改正により、原則として「機械換気設備」の設置が義務付けられました。

詳細は換気設備の基礎知識(1)を参考にしてください。

さて、機械換気設備(いわゆる24時間換気システムなど)のうち第一種換気第三種換気をもう少し詳しくみていきましょう。


第一種換気にもふたつのタイプが・・・

第一種換気は、給排気ともに換気ファンを用いるものです。熱交換型換気システムとも呼ばれます。そして「全熱交換型」と「顕熱交換型」の2つのタイプに分かれます。

まず、「熱交換」ということを整理すると・・・。
熱交換とは、室内の汚れた空気を排出する時に、熱の一部を回収して室内に入る外気に移すこと。そのため室温がほとんど変わらず、熱ロスが少ないというメリットがあるわけです。

■全熱交換型
熱交換の際に、熱だけでなく湿気も交換するのが特徴。室内の湿度を一定の状態に保ちやすいタイプ。

■顕熱交換型
熱のみを交換するタイプ。全熱交換型に比べて、顕熱交換型は外部の湿度に影響されがちで、調湿対策が必要になります。

これらは、外気を熱交換ユニットを通して各部屋に分配し循環させたあと、汚れた空気を排気口から排出するため、建物が完成してからの工事は難しいので設計段階からのプランニングが必要です。


第三種換気

第三種換気は、排気は換気ファンで強制的に、給気に換気口を用いるものです。排気型換気システムと呼ばれることもあります。トイレやキッチンなど、臭気や熱気、汚れた空気が発生する場所に排気ファンを設置して、給気口はリビングや寝室などの新鮮な空気を必要とする場所に設けます。


各居室につけた給気口から取り込んだ外気を、アンダーカットやルーバー(ガラリ)など通気口を設けたドアや襖などを介して家全体に流通させ、ホールやサニタリーの換気ファンから排出するというわけです。


次ページでは、住まい方の注意点をご紹介します。
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岩間 光佐子

インテリア設計と住宅雑誌編集長の経験を持つガイドが、住まいの設備を詳しく解説。

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