給湯器

更新日:2011年02月10日

エコキュートの基礎知識

快適な暮らしを実現するには、どんな給湯設備を選ぶかも重要なポイント。電化住宅を検討する方であれば、既にお馴染みなのがエコキュートではないでしょうか。ここではエコキュートについての基礎知識をまとめました。

快適な暮らしを実現するには、どんな給湯設備を選ぶかも重要なポイントです。電化住宅を検討する方であれば、既にお馴染みなのがエコキュートでしょう。けれど、名前は知っているけれど、どんな特徴があるのか、どう選べばいいのかわからない方も多いのでは?

ここでは、選ぶ前に知っておきたいエコキュートについての基礎知識をまとめました。

「空気の熱」でお湯を沸かす

パナソニック電工

「リズムeシャワー」「エコナビ」に加え「酸素入浴機能」を新たに追加した多機能タイプ。 [パナソニックエコキュート KUDシリーズ] パナソニック電工

エコキュートとは、簡単に言えば、環境を考え開発されたヒートポンプ式の家庭用給湯システムのこと。

主な特徴は、コンプレッサーで大気の熱を汲み上げ、給湯の熱エネルギーをつくるヒートポンプシステムなので、使用する電気エネルギーに対して約3倍の熱エネルギーを得ることができること。また、ヒートポンプシステムの冷媒としては、従来のフロン系冷媒ではなく、自然界に存在するCO2(二酸化炭素)を使用するため、オゾン層破壊や温暖化ガス排出の抑制につながること。そして、昼間よりも割安な夜間電力を使用し、効率的なヒートポンプシステムと組みあわせることでランニングコストを低減できること、などが挙げられるでしょう。

従来からある電気温水器は、ヒーターで水を沸かしますが、エコキュートは自然冷媒であるCO2を使ったヒートポンプシステムによって、大気中の熱を汲み上げ、給湯に必要な熱エネルギーとして利用するもの。形態としては、ヒートポンプユニットと貯湯ユニット(タンク)のふたつからなります。

ちなみに、エコキュート名前の由来は、「エコ」は環境にやさしい、「キュート」は給湯そのものと、かわいいという意味を含めているとか。エコキュートという名称は商品名ではなく、電力会社や給湯機メーカーが「自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機」を総称する愛称です。カタログなどを見るとわかるように、さまざまなメーカーの商品についている名称です。

機能も使い勝手もアップ

各メーカーから提案されている最近のエコキュートをみてみると、その機能や使い勝手はますますアップしてきています。フルオートタイプ、セミオートタイプも出ていますし、小さなお子さんやお年寄りの入浴時でも安心な双方向会話機能や音声ガイダンスなど浴室リモコン、キッチンリモコンの機能も各社工夫を凝らしています。

また、エコキュートには学習機能が付いており、それぞれの家庭のライフスタイルにあった湯量を過去の使用量などから判断、必要な量だけを湧き上げてくれることも。加えて細かな付加機能タイプもあるので、上手に設定すれば、無駄を減らし、省エネ効果をアップさせることもできるでしょう。

その他、給湯や風呂自動お湯はり以外に、浴室換気乾燥暖房機能や床暖房、ミスト機能がついたものも出ていますし、地震などの災害時に断水してしまった場合には、タンク内のお湯を生活用水として利用することも可能です。プランニングの際には、エコキュート単体での機能だけでなく、住まい全体に必要な機能を考慮して検討するようにしましょう。

次ページでは、費用や選び方のポイントについてみていきます。
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岩間 光佐子

インテリア設計と住宅雑誌編集長の経験を持つガイドが、住まいの設備を詳しく解説。

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