関節痛・腰痛の加減で天気が分かる!?
梅雨のシーズンは気圧や温度、湿度の変化で体調を崩しやすいです
日本には四季の変化がありますが、特に注意が必要なのが、梅雨の入り始め。気圧や気温が下がり、湿度が上がるこの時期は、内臓機能、筋肉の緊張度合いに関わる自律神経の働きや、免疫系の乱れといった変化が起こりやすく、腰痛や関節痛を感じることが多いようです。完全に梅雨入りして連日雨が続くと、ちゃんと体が適応して症状が落ち着くこともあります。
梅雨の時期に起こりやすい症状
梅雨の時期は、4月からの新しい職場環境や生活環境による心身の疲れが溜まる時でもあります。疲れが溜まっているところに気候の影響が大きいことも、特に体の不調を感じやすくなる理由の一つ。以下のような症状を訴える方が多いです。- 倦怠感があり、いつも疲れを感じる
- 肩こり、頭痛を感じやすくなった
- 腰痛がつらい
- 膝の痛みや足首の痛みなど、過去の怪我を含めて痛む部分がある
- アトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー症状が出やすくなる
- 気分が沈みがち
- 慢性関節リウマチの場合、症状が悪化しやすい
腰痛、関節痛の原因は?
腰痛、関節痛、肩こりに悩まされる時期でもあり、毎年、梅雨の時期は憂鬱になる、という人もいます
特に雨の降るような気圧の低い状態になると、炎症に関わる物質であるヒスタミンが増加すると言われています。
ヒスタミンは血管を拡張させ、血圧を降下させたりもしますが、体を緊張させる交感神経を刺激するという作用もあるため、自律神経系の働きが乱れてることにも繋がります。結果、腰痛や関節の痛み、頭痛、そして肩こりの悪化、体のだるさなどに、梅雨の不安定な気候の間、悩まされるといった印象が強くなるのだと思います。
「痛みを感じる」ということに関連する物質が出てしまうことと、筋肉の血流を悪くするような神経系の作用もみられる、ということで、この梅雨時期の肩こり、腰痛、関節痛予防対策の心がけが大切になります。