カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院…
肩こりの予防・解消法・体操・ストレッチ
更新日:2010年02月25日
かばんを持つと肩こりが悪化する人が多いようです。肩こりにやさしいかばんの持ち方とは? クセになりがちなかばんの持ち方と、改善策を考えてみましょう!
かばんを持って肩こりを感じたことはありますか?
かばんは、ファッションの一部でもあり、使いやすさよりもデザイン重視のものから、実用性の高いものまで様々ですね。しかし、肩こりの人がかばんを持つと「手ぶらが一番!」と思うかもしれませんが、なかなか手ぶらで出勤というわけにはいきません。
慢性的に肩こりの人が、普段よりも強い肩こり・頭痛を感じる時は、重い荷物を持ったり、肩にショルダーバッグをかけたりといったことが、ひとつのきっかけとなるケースがあるようです。
ブルーの線は体の傾きをわかりやすく示しています
肩からかけることができるショルダーバッグは、サイズと重さにより、首~肩にかかる負担は違います。右の写真は、姿勢の変化がわかりやすいように大きいバッグを肩にかけたものです。
例えば、右肩にバッグをかけるクセのある人は、体のバランスをとるために右肩を上げ、左側に体を倒すような姿勢になりやすいです。肩にバッグをかけている間は、背骨の左側にある筋肉が緊張してしまいます。また、ショルダー(ベルト)のかかっている右側では、首の筋肉に負担がかかり、肩こりへとつながります。
毎日同じ側へバッグをかけていると、背中と首~肩周りの筋肉が硬くなり、真っ直ぐに立った時に体が傾き、頭や肩の位置に左右差がでてしまうことがあります。しかし、いつも右にバッグをかけている人が左へかけ替えると、上手にバランスをとれず左側の肩こりを感じるかもしれません。慣れるまでは無理をしないようにしましょう。
矢印部分にコリがあった場合ベルトが当たり痛みがでることも
歩きにくくないようかばんの位置に気をつけましょう
利き手でカバンを持つととても持ちやすいのですが、この持ち方も体に歪みをつくりやすいもののひとつです。腕を伸ばした状態で、かばんを持つ場合に注意することは、持つ部分のベルトの長さと荷物の重さです。
かばんの位置が低い場合は、姿勢を保ちにくくなり歩きづらくなります。そのまま歩くと、肩への負担が増えてしまいます。また、かばんの持つ部分が長く荷物が重い場合は、ヒジを曲げて腕の筋肉を使い、歩きやすくしたり体のバランスをとったりします。こうしておきる腕の筋肉疲労も肩こりの悪化要因となります。
買い物袋が重すぎると頭や肩の位置も傾いてしまいます
スーパーの買い物袋を腕にかけて歩く時も同じことがいえます。他の持ち方同様、荷物が重すぎると、荷物を引き上げるために反対側の背中の筋肉が疲労してしまいます。
重量が軽い場合は、頭の位置は真っ直ぐに近い状態ですが、重い場合は荷物の引き上げの際、頭の位置も傾いたままになり、首への負担がさらに強くなります。
リュックは比較的楽だという感想が多いです
リュックを上手に利用すると体のバランスがとりやすく、首や肩への負担も少なくなります。しかし、リュックを背負うにもいくつかのポイントがあります。
大切なのは、やはり荷物の位置でしょう。荷物の位置が低くなると、重心が後ろへいくため体が反ります。それをカバーするために体が前かがみになり、頭の位置が悪くなります。結果的に肩こりをおこす筋肉の疲労を招きます。
また、荷物が偏って入っている場合は、リュックが傾きバランスがとりづらくなります。そして、姿勢が悪くなったり、片方の肩へ負荷がかかったりする可能性がでてきます。重量が重い場合、前かがみになり安定させる傾向があるため、頭の位置が前方へいきやすく、肩こりには悪影響を与えてしまいます。
重いかばんを肩にかけてみて体の傾きに気付くこともあります