世界遺産/アジアの世界遺産

イスファハンのイマーム広場/イラン(4ページ目)

イマーム広場の魅力は「イランの真珠」「世界の半分」と讃えられた美しいモスクや宮殿と、人懐こいイスラム教徒たちとの出会いだ。今回はそんなイランの世界遺産「イスファハンのイマーム広場」へご招待しよう。

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

王家のモスク、シェイク・ロトフォラー

ミナレット(礼拝の呼びかけを行う塔)がないシェイク・ロトフォラー・モスク。世界でもっとも美しいといわれるモスクのひとつ ©牧哲雄

ミナレット(礼拝の呼びかけを行う塔)がないシェイク・ロトフォラー・モスク。世界でもっとも美しいといわれるモスクのひとつ ©牧哲雄

王家のために造られたモスクが、アッバース1世の父の名を冠したシェイク・ロトフォラー・モスクだ。イマーム・モスクを男のモスクと呼ぶのに対し、こちらは女性のモスクと呼ばれ、世界一優美なモスクといわれている。

このモスクを特徴づけているのはイランでは珍しい黄金のドームと、モスクには必ずといっていいほどついているミナレットがないこと。それが他に例のない優美な姿を生み出している。

内部はやはりイーワーンや礼拝堂などから構成されており、極彩色のタイルの美しさはイマーム・モスクをしのぐほど。

王宮門アリ・カプ

ライトアップされたアリ・カプ宮殿。カプは門を示すので、アリ・カプは「アリの門」という意味になる ©牧哲雄

ライトアップされたアリ・カプ宮殿。カプは門を示すので、アリ・カプは「アリの門」という意味になる ©牧哲雄

アリ・カプ宮殿のバルコニーから広場が一望できる ©牧哲雄

アリ・カプ宮殿のバルコニーから広場が一望できる ©牧哲雄

シェイク・ロトフォラー・モスクの正面に位置するのがアリ・カプ宮殿だ。宮殿といいながら、実はこれは宮殿の門。かつてはこの門を入り口として、巨大な宮殿が広がっていた。

たとえば近くにあるチェヘル・ソトーン宮殿は、当時アリ・カプ宮殿の中にあって迎賓館として使われていた。しかし、相次ぐ戦争で焼失してしまい、現在はこのアリ・カプ宮殿と数少ない建物を残すのみとなってしまった。

しかしたったこれだけでも、バルコニーや音楽の間など、当時の最先端の建築技術を楽しむことができる。 
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