知っておきたい世界遺産の基礎知識
UNESCOのシンボルマークになっている「アテネのアクロポリス」のパルテノン神殿 ©牧哲雄
2011年7月現在、世界遺産条約は187か国が締結し、世界遺産リストには936件の世界遺産が登録されており、725件が文化遺産、183件が自然遺産、そして28件が複合遺産となっている。ここでは基礎知識を解説していこう。
日本の世界遺産
自然と一体となった厳島神社
まずは日本の世界遺産16件を紹介しよう。
- 法隆寺地域の仏教建造物(1993、文化遺産)
- 姫路城(1993年、文化遺産)
- 白神山地(1993年、自然遺産)
- 屋久島(1993年、自然遺産)
- 古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)(1994年、文化遺産)
- 白川郷・五箇山の合掌造り集落(1995年、文化遺産)
- 原爆ドーム(1996年、文化遺産)
- 厳島神社(1996年、文化遺産)
- 古都奈良の文化財(1998年、文化遺産)
- 日光の社寺(1999年、文化遺産)
- 琉球王国のグスク及び関連遺産群(2000年、文化遺産)
- 紀伊山地の霊場と参詣道(2004年、文化遺産)
- 知床(2005年、自然遺産)
- 石見銀山遺跡とその文化的景観(2007年、文化遺産)
- 小笠原諸島(2011年、自然遺産)
- 平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(2011年、文化遺産)
文化遺産として世界遺産登録を目指す富士山
そして今後5~10年以内の登録を目指し、12件の世界遺産候補が日本の暫定リスト(後述)に記載されている。
- 古都鎌倉の寺院・神社(文化遺産)
- 彦根城(文化遺産)
- 飛鳥・藤原 - 古代日本の宮都と遺跡群(文化遺産)
- 富岡製糸場と絹産業遺産群 - 日本産業革命の原点(文化遺産)
- 長崎の教会群とキリスト教関連遺産(文化遺産)
- 富士山(文化遺産)
- 国立西洋美術館本館(文化遺産)
- 北海道・北東北の縄文遺跡群(文化遺産)
- 宗像・沖ノ島と関連遺産群(文化遺産)
- 九州・山口の近代化産業遺産群(文化遺産)
- 金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(文化遺産)
- 百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(文化遺産)
日本は2007年まですべて一発登録だったが、2008年に「平泉 - 浄土思想を基調とする文化的景観」が日本初の登録延期。翌2009年・2011年には国立西洋美術館本館が6か国の作品をまとめた「ル・コルビュジエの建築作品 - 近代建築運動への顕著な貢献 - 」のひとつとして推薦されたが、これも登録延期・情報紹介となり、登録には至らなかった。