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ウイスキー&バー/ウイスキーが「分かる」人の飲み方

角ハイボール缶から、さらに一歩踏み込もう

10月にコンビニ限定で発売された「角ハイボール350ml缶」が絶好調といえる人気ぶりだ。だが、この缶を飲んだなら、さらにもう一歩、ウイスキーの深遠な世界に踏み込んで欲しいと願う。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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角ハイボール350ml缶大人気

角ハイボール缶350ml
角ハイボール缶350ml/7%/¥189
10月にコンビニエンスストア限定で「角ハイボール350ml缶」(7%/¥189/以下、角ハイ缶)が発売された。角ハイ缶の製品解説は、同じグルメサイトの『コンビニグルメ』内記事においてガイドの久須美雅士氏が丁寧に語っていらっしゃるので、そちらをご覧いただきたい。
角ハイ缶は発売からたちまちにして大人気となり、当初、2009年の販売計画は14万ケースだったが、発売1ヵ月で25万ケースに計画修正されたほどだ。今年も残すところ1ヵ月と少々の段階でのこの数字の勢いは、いまのハイボール・ブームを象徴しているといえるだろう。

ウイスキーになかなか触手を伸ばさかなかった人も角ハイ缶ならば、といった人気商品としての動きはウイスキー業界活性につながり喜ばしい限りだ。でも、ここからである。レモン果汁を入れ、味を整えて飲みやすくしてある缶入りは手軽にすぐさま飲めてそれはそれで結構な品だが、ウイスキーを愉しむという感覚からは遠い気がする。ウイスキー入門者がこのひと缶から、ウイスキー本来の香味を味わってみようというアクションを起こして欲しいと願う。

ボトルを買って自分好みの味に仕上げる

わたしとしては、ボトルとソーダを買い、氷を用意して、自分好みの比率、味わいを見つけて愉しんで欲しい。ウイスキーの量、ソーダの量、氷にこだわってみたりして、自分の味を探るのもいい時間の過ごし方だと思う。
下世話だが、缶を買いつづけるより、ボトルを買って飲んだほうが安上がりといえる。
ハイボールを味わいながら、時にはオン・ザ・ロックを試すこともあるだろう。そしていろんなウイスキーを飲んでみたくなり、やがてプレミアムなブレンデッドや個性の強いシングルモルトに興味が向くようになると最高だ。飲むブランドが広がっていけば、ついにはストレートで嗜めるようにもなり、気分によってハイボール、水割りといったカクテルからストレートまで幅広い飲み方を愉しめるようになる。

いま人気の角ハイ缶を飲んだなら、次は是非ボトルを、角瓶を買って欲しい。そして角瓶から幅広いウイスキーの深遠な香味の世界を堪能いただきたい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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