ジン・リッキーを試そう
ハイボールはウイスキーとソーダの相性が重要 |
前回のこのシリーズで『ザ・プレミアムソーダ』を紹介した。日本のウイスキーの故郷、山崎の天然水を使用したソーダで、非常にキレイで冴えたソーダだ。
で、何のウイスキーを試したか、と述べる前に寄り道をする。私は先日、ジン・リッキーをこのプレミアムソーダでつくってみた。ドライジン、ライム、ソーダのシンプルなレシピのカクテルだが、これにプレミアムソーダを使うととてもよろしい。冴えた澄んだ香味を愉しめる。是非試して欲しい。
ではウイスキー。私にとってはとりあえずのビール代わりといえるスコッチのブレンデッド、デュワーズのソーダ割りをプレミアムソーダで飲んでみた。残念だが、これがいまひとつ。
穀物様の強いウイスキーにはどうやら合わないようだ。口中でムッとくるものがある。デュワーズにはやはり『ウィルキンソンタンサン』が合う。
ウィルキンソンはそのまま飲むとエグ味を感じてちっともおいしくないソーダだが、このエグ味が穀物的な香味をマスクしてハイボールというカクテルを生み出していることを再認識する。プレミアムソーダは、おそらくアイリッシュウイスキーとも合わないのではないかと思う。
おいしい相性を見つけよう
左がウィルキンソンタンサン300ml。右がザ・プレミアムソーダ350ml |
キレイな香味のプレミアムソーダなら嫌な感覚はないかもしれないと淡い期待を抱いたが、無駄だった。ウィルキンソンよりはまし、といった程度のこと。ソーダで割っちゃいけないんだよな。
シングルモルトではグレンリベットやかつてのスキャパ12年なんてのはプレミアムソーダとよく合う。アイラモルトもいい。スコッチのブレンデッドならバランタインはプレミアムソーダとよく合う。(次ページへつづく)