紅茶/ティールーム・カフェ

TWG Tea 260種類のお茶とともに日本へ

【東京・自由が丘】シンガポールの高級ティーサロンが初の海外進出。ほとんどすべてのスイーツに同社のお茶が使われるというのも特徴。

桑原 珠玉

執筆者:桑原 珠玉

紅茶ガイド

写真左から、創立者 マノージ・ムルジャニさん、シェフ・パティシエのフィリップ・ラングロワさん、シンガポール大使館の方、東急グルメフロント 木村知郎さん、創立者タハ・ブクディブさん
ティールーム、カフェやスイーツのメッカ、自由が丘にシンガポールからやってきたティーサロン「TWG Tea」が5月25日にオープン。ラグジュアリーな装いの店内と、世界最大級と自負する茶葉の数を携え、海外1号店に選んだのは日本です。

お茶を飲みながら世界を感じてほしい
“夢(Dream)”や“旅(Voyage)”をテーマとして

グランドオープン前日。通りすがりの人もみな興味深げ
シンガポールは、かつてお茶やスパイス貿易で栄えた中継地のひとつ。そして、TWG Teaは現在、インド、スリランカ、中国、アフリカなどのお茶の産地から集めたお茶から、独自の技術によって生んだブレンドを世界に発信しようとしています。

お茶は50gから購入できます
世界36カ国から、800種類を取り寄せ、オリジナリティー豊かな茶にブレンド。そのネーミングがまた魅力的。ロイヤル モロッカンティー(Royal Moroccan Tea)、プレイス ヴァンドーム ティー(Place Vendome Tea)、アレクサンドリア ティー(Alexandria Tea)、ナポレオン ティー(Napoleon Tea)など。茶缶を開けて、なかの茶葉と香りなどを確かめたくなるほど。自由が丘店では260種類のお茶(紅茶、緑茶など)を扱い、今後種類を増やしていきたいとのことです。

トウキョウ シンガポールは東京への尊敬の念から作ったお茶とのこと。50g 560円
同店おすすめは、1837ブラックティー(1837 Black Tea)と、トウキョウ シンガポールティー(Tokyo Singapore Tea)。1837ブラックティーは心地よいストロベリーが香る紅茶で、トウキョウ シンガポールティーは柑橘系の香りにローズペタルを配合した緑茶。

シンガポールは中国の文化と西洋の文化が混在。そんなシンガポールの人たち向け作られたのが「シンガポール ブレックファスト(Singapore Breakfast)」50g 700円。緑茶と紅茶にバニラ、オレンジピールやアジアのスパイスをブレンド。一日を通して飲んでもらえるように、またアイスティーでも飲めるようにと作られたブレンドだそうです。

こだわりは豊富なお茶の種類のみならず、ティースペシャリストによるおいしいお茶の提供、さらに、同店で扱うお茶をほとんどすべての料理に使用しているという点。

茶葉を適切に管理するティースペシャリスト

95~99度に管理された熱湯がホースからティーポットヘ勢いよく注がれます
店内の一角にTWG独特の方法でお茶を入れるスペースがあります。シンガポールで研修をしたティースペシャリストが入れるお茶。

まず、ティーポットを温め、茶葉が入ったティーフィルター(お茶を抽出させるためのコットン袋)をティーポットに入れたら、95~99度に管理する熱湯をホースから勢いよく注ぎます。その熱湯はティーポットの温度を高く保つよう、引き続きかけ続けます。ティーポットからティーカップに少量注ぎ、またティーポットへと戻す、ということを、必要に応じて1~2回繰り返します。最後にティーフィルターを取り除き、お客様のところへ。

ティーポットの中に入っているのはティーフィルター。茶葉はじっくり開いていきます
お茶を浸出する時間は、茶葉により1~2分。茶葉のサイズはリーフタイプの大きなものでも1~2分というのが特徴的。しっかりと温めたティーポットに茶葉をいれ、熱湯をかけ続けるため高温を保ち、浸出時間が短めで、しっかりと風味を出しているようです。


様々なTWG Tea が用いられた自慢のスイーツ


フィリップさんの湧き出るアイディアで、同店のお茶をスイーツなどの料理に用いる
シェフ・パティシエはフィリップ・ラングロワさん(写真トップ、左から2人目)。パリの老舗カフェ「フーケ」ほか、世界各地のホテルやティーサロンなどで、30年以上にわたって活躍してきたフィリップさん。自らの頭に湧いてくるアイディアからスイーツが生まれるそうです。同店の様々なお茶を使ったスイーツ作りはその特徴のひとつ。お茶は、抽出され液体となり、それが風味を感じられるスイーツに作りかえられるのです。

落ち着いた店内、22席
シンガポールで一番人気は6種類のマカロン。もちろん、そのどれもに同店のお茶がつかわれているのですよ。ナポレオンティー &キャラメル、1837ブラックティー&ブラックカラント、アール・グレイ&チョコレート、グランドウェッディングティー&パッションフルーツとココナツなど。

「TWG Tea」はシンガポールに2店舗、自由が丘は海外1号店。5月25日にはロンドンでも同店の茶葉のみを扱うショップがオープン。海外2号店は中東のドバイの予定。

お店についてはグルメガイドが様々な角度からレポート。
カフェガイドの川口さん、洋菓子ガイドの下井さん。
女性のためのグルメ情報ガイド の河野さんはシンガポールのTWG Teaについて。
ぜひご覧ください。

【店舗情報】
TWG Tea 自由が丘
所在:東京都目黒区自由が丘1-9-8
TEL: 03-3718-1588
OPEN: 11:00~ 21:00
※オールデイダイニング 11:00~21:00(L.O. 20:30)
  ティータイム 14:00~17:00
  物販11:00~21:00
定休日:なし(1月1日は休業)

アクセス:東急東横線「自由が丘」駅南口 徒歩0分

■協力:TWG Tea
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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