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カリフォルニア・レーズン菓子コンテスト(2ページ目)

「第12回 カリフォルニア・レーズン菓子新製品開発コンテスト」で作品は和洋中のジャンルを問わず多くの作品を募集。応募総数108作品から選ばれた4作品をご紹介します。

下井 美奈子

執筆者:下井 美奈子

スイーツガイド

カリフォルニア・レーズン大賞「reluire raisin」
坂下 寛志氏(モンサンクレール)

坂下 寛志氏


坂下 寛志氏
ジェフリーN.マクニール氏(左)と坂下 寛志氏(右)
審査員が全員一致で坂下さんの作品「reluire raisin」が大賞に選ばれました。

「カレンツなど色々なレーズンの使用方法に気を使いました。例えばレーズンに軽くオレンジの香りをつけるなど、水分のバランスにも注意しました。」
「マスカルポーネとレーズンのムース、レーズンのジュレ、レーズンのジョコンド、パッションピューレを使用したトロピカルクリームで軽さを出しました。また、モンサンクレールでも使用しているゲラントの塩をパートシュクレに入れ、味のアクセントにされています。「精製した塩では出ない風味なので必ず自然塩を使用しています。」

ケーキについて説明される坂下氏は、物腰が柔らかい方。
通常、自由が丘のお店に、いらっしゃるそうです。
このケーキが商品化されないか伺ったところ…

「10月くらいに商品としてお店に出す予定です。価格は500~550円くらい。」
とのことです。秋が待ち遠しいですね。


審査員特別賞「レーズンのバラドルス」
山口勇二氏(岩国菓房ロワール)

山口勇二氏
一目見ればレーズンが入っていることが分かるようなデザイン、そして和のシトラスである“いよかん”のピューレと組み合わせたのが画期的。パンデピスの香料を使用し濃厚な味に仕上げながらも、フィヤンティーヌを加え軽さを出しています。

「薄くスライスして召し上がって欲しい。」「一ヶ月は保存ができるお菓子です。」「一つ1260円かな。安いでしょ!」とユーモラスに話してくださった山口氏の笑顔は素敵でした。

また審査員である永井シェフは「このお菓子が大賞でもよかったと思うくらいレーズンのインパクトがあった。」と賞されました。


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