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高反発ドライバー再登場。その是非

反発係数0.85とルール基準値をオーバーする高反発ドライバー、イオンスポーツ「GIGA(ギガ) グランドスラム ドライバー」。すでに大きな話題になっている最新の高反発クラブに迫ります。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

高反発ドライバー再登場。特別賞を受賞するが…

今年15年目を迎えるロングセラー、『間違いだらけのゴルフクラブ選び』  税込1680円
毎年恒例、岩間建二郎プロの『間違いだらけのゴルフクラブ選び 2009-2010』(講談社/三推社)が、今年も発売になりました。ご存知の方も多いと思いますが、この本は1995年から毎年発売され、今年で15年目を向かえるゴルフクラブ選びのバイブル。

岩間プロが実際に各メーカーのクラブを試打して、歯に衣着せぬレビューで評価するのが売りになっており、毎年、多くのゴルファーがこの本の評価を参考にクラブを選んでいます(痛快!『間違いだらけのゴルフクラブ選び』もあわせて、ご覧ください)。

反発係数の基準値をオーバーした高反発ドライバー、イオンスポーツ「GIGA グランドスラム ドライバー」
もっとも特徴的だったのは、特別賞を受賞したイオンスポーツの「GIGA(ギガ) グランドスラム ドライバー」。今年5月20日に発売されたモデルです。特別賞というもの自体が今回はじめて創設されましたが、「GIGAグランドスラム ドライバー」のために作られたといっても過言ではありません。

なぜ、グランプリではなく特別賞なのか? それはこのクラブは反発係数0.85を超える高反発ドライバーだから。2008年から反発係数は0.83以下にしなければならないという、いわゆるSLEルールが施行されているので、ルール上は本来使用することのできない違反クラブということになります。

ルールで0.83と規定されている反発係数が0.85ということは、同じように打っても、それだけで物理的に飛距離が伸びるということ。使用条件にもよりますが、これだけで数ヤードの飛距離差が出る可能性があります。

「GIGAグランドスラム ドライバー」は460ccの大型ヘッドで、スイートエリアを大きく拡大。以前の高反発ドライバーにありがちだった、真っ芯で捉えると良く飛ぶが、芯を外すと大きく曲がるなどの現象が極力抑えられるようになっています。

フジクラ社と共同開発したランバックスプレミアムシャフトは、挙動の安定感としなやかなしなりを実現していて、46インチ長尺シャフトを格段に振りやすいものに変えています。まさに、最新テクノロジーを採用した2009年版最新の高反発ドライバーと言えそう。

>>SLEルールについて>>
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