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施行間近!SLEルールを知ってますか?(5ページ目)

2008年から日本でも施行されるドライバーの反発係数規制、SLEルールについて、これまでの経緯からNEWモデルの動向までを解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

自分の使っているドライバーは?

現在、使用しているドライバーがルール適合品なのかどうかわからない場合はどうしたらいいのでしょう?

高反発クラブは、R&AやUSGAから発表されている不適合クラブリストに載っているかどうかで判別されます。日本国内では、R&Aのリストに載っていれば08年からはルール不適合ということになります。

また今年からすでにR&Aから適合ドライバーヘッドリストが発行され、随時更新されています。このリストはR&AとUSGAが共同で管理し、2008年以降はこのリストに載っていないドライバーはすべてルール不適合となります。そうして初めて、世界のゴルフルールが晴れて統一されることになります。

ほとんどのクラブメーカーは、R&Aに提出し、適合・不適合の認可を受けています。
ルールの適合/不適合を判別する手っ取り早い方法は、自分のクラブを発売しているメーカーに直接問い合わせることです。どのメーカーも自社製品がルール適合なのか把握しており、親切に教えてくれます。

これからのドライバー飛距離

私見ですが、ドライバーの飛距離はルール改正によって落ちるわけではなく、恐らく今後も伸び続けると考えられます。

フェースの反発係数は飛距離アップのひとつの要素でしかなく、今後、重心位置やシャフトの改良など他の要素において、飛距離アップの工夫が成されると考えられるからです。

そのため、本来の趣旨である飛距離アップへの歯止めという意味では、このルール改正はかなり限定的な効果しかあげられないと予測されます。数年間かけてようやく整備されたルールが意味を成さなくなることも十分に考えられます。

これからのドライバー購入の際は、2008年以降もルール適合であるのかをチェックし、自分のゴルフスタイルに合わせて、ドライバーをチョイスしなければなりません。

高反発ドライバーを使用したい場合は、2007年末までの期間限定であることを認識しておく必要があります。購入したクラブを長く使いたいならルール適合モデルを選択しましょう。

いずれにせよ我々ゴルファーは、改正されるルールをよく理解し、それを遵守する姿勢が求められています。

<関連リンク>
適合ドライバーヘッドリスト
(財)日本ゴルフ協会 2008年からのドライビングクラブの規制について
(財)日本ゴルフ協会 ゴルフルール付属規則II
(財)日本ゴルフ協会 ゴルフ規則インフォメーション
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