テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~アイドル・バトル(2ページ目)

けろっぐ博士とオカチメンコ助手を迎えてやっている恒例Perfume対談ですが、『マブ論』を発端によしの番長が『BUBKA』片手にPerfume対談に殴りこみ!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

『BUBKA』のビジネスモデル??

先生:
ほろ苦いどうでもいい想い出ありがとうございます。

これは、『BUBKA』での連載の書籍化なんですよね。僕自身『BUBKA』を読んでいないので、この本はとても新鮮でした。 当然、宇多丸師匠の「ウィークエンドシャッフル」はPodcastで聞いているんで、かなり被っていること自体は予想していましたが。ちなみに、遅れてきたオリーヴ少女(ただのオリーヴ調査隊でしたかね)、しまおまほさんも僕は好きです。しかし、しまおさんは、小山田圭吾に似ていますよね。

番長:
つうか、『BUBKA』、買わないとダメですよ。

先生:
(即座に)ダメっすか? ん、でも僕は「マブ論」だけで十分です。

番長:
BUBKA 2008年 08月号
巻頭グラビアでPerfumeのパンチラ写真を載せて散々落としつつ煽り、巻末の「マブ論」でPerfumeを評価する今の『BUBKA』は、素晴らしいビジネスモデルだと思います。 電機メーカーで技術者を勤める僕ですが、上司から「お前の頭の中の図書館の半分は「初歩のラジオ」で、残りの半分は「BUBKA」だ。今すぐにでも心を入れ替えて、脳内図書館のBUBKAを捨てて「トランジスタ技術」に入れ替えろ!」と怒られ続けています。でも、至高のビジネス書であるBUBKAを捨てる気持ちは一切ありません。あのロマンポルシェ。も「ガラスの30代」と言う名曲でBUBKAを絶賛しています。

先生:
BUBKAには、Perfume表紙の号もありますね。ビジネスモデルというからには、BUBKA読者のターゲットがあるはずですね。どのような人なのかな?

番長:
ハイッ!先生。これには色んな意見があるようです!

BREATHING OK
昨日、ロマンポルシェ。のロマン優光さんが、東京から大阪に向かう新幹線の中から「今日、難波ベアーズでプンクボイのライブをするのだけれど、MC-303シーケンサーのACアダプターを忘れたので、もし有れば貸して下れば。でも、なければ買います。」と連絡があったので、イチビリの僕は、家のACアダプターを持って自転車に乗ってパシり、あわてて新大阪駅に駆けつけてACアダプターを渡したおり、ロマンさんに「BUBKAのビジネスモデル」について伺いました。ロマンさんは「■■■のニャンニャン写真ならともかく、Perfumeのパンチラはどうかなあ。Perfumeにエッチな要素を求めている奴はいないんじゃないの? マーケティングを考えているのか疑問だなあ」と、正論を展開していました。ちなみに、当日のプンクボイが演奏したストゥージーズの「I Wanna Be Your Dog」テクノカヴァーには本当に感動しました。素晴らしいです。

先生:
僕もそれが正論だと思いますね。

番長:
しかし、僕はそうは思いません。BUBKA名物と言えば、アイドルのパンチラです。一方、Perfumeと言えば、当代唯一のアイドルです。例え、誰も見たくない写真でも、Perfumeのパンチラを、読者に対する嫌がらせのように延々と掲載し続けるBUBKAと言う雑誌は、ブランド力の保持と言うことについて、非常に敏感であると思います。 BUBKAが、週刊文春の巻頭グラビア「原色美女図鑑」のような奇麗な写真でPerfumeを取り上げると、BUBKAと言うブランドはもう終わりです。さりとてPerfumeを意図的にネグレクトするのも、裁判沙汰をモノともせず、相手構わず狂犬のようにパンチラに噛み付き続けて来たBUBKAと言うブランドを失墜させる行為です。
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