テクノポップ/テクノポップ関連情報

サエキけんぞう氏と対談(3ページ目)

クロード・フランソワのトリビュート『CLO CLO MADE IN JAPAN』の発売を記念して、サエキけんぞうさんにインタヴュー。フレンチポップからハルメンズ時代の話までいろいろ伺いました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

テクノなアレンジと相性がいい

ガイド:
クロード・フランソワは、1978年に亡くなったということで、時代的にはまだテクノポップではないですよね。今回のカヴァーを聴いていると、テクノポップやエレクトロ~ハウス的なアレンジがなされたものが結構多いですが、相性がすごくいいです。

サエキ:
CLO CLOは、今回のYMCK「あのとき」に歌われているように1962年デビュー、その頃は、イエイエというフランス風ロックンロールのアイドルでした。しかし、歌って踊るというスタイルが、70年代のディスコブームに届いて、彼は、そのままフランスでディスコサウンドを推進する役回りになったのです。したがって彼の代表曲は8割が70年代曲で、それはディスコ的な味付けの曲になってます。エレクトロ~ハウスが合っているのは、ディスコ精神が根底にそれらと合うからですね。

ジャケ秘話

ガイド:
このアルバムはフランスでも発売になるんでしょうか? 本国フランスでの評価が気になります。

サエキ:
CLO CLO MADE IN JAPAN(フランス盤)
これはフランス制作のCDで、フランス先行発売(2月28日)です。日本盤とは違うジャケットになりますが、本来、この日本版のアニメ風ジャケットは、フランスの要望で作られました。

幻のフランス盤ジャケ
にもかかわらず、先方が色々な事情があったようで、一方的に変えてしまい、結局日本版のジャケットがこれになったわけです。なお、フランス盤のインナーには、ボツになった日本版の色違いジャケットが入っています。

YouTubeの反応

ガイド:
今回のアルバム、PVの充実度が凄いですね。12曲中10曲でPVを作ってしまうとは! PVにこだわった理由は何なのでしょう?

サエキ:
プロモーションとして、ビデオがなければ、ダメだ!という時代になったとの判断で、各バンドに作ってもらいました。予想通り、YouTubeの反応は結構なものがありました(1ヶ月で「陽のあたる月曜日」は1万ビューを突破)。

YouTube - CLOCLOJPNのチャンネル
サエキけんぞうさん

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます