スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

着こなしの基本 スーツ編

まずはメンズファッションの核である、スーツの型と素材、柄、インナーとの組み合わせを覚えよう。基本をしっかり勉強して、ブレザーやサスペンダーなどを使った、自分の着こなしスタイルを完成させよう。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

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基本中の基本 アメリカン・トラディショナル・モデル

3つボタン中1つ掛けの段返りビジネススーツの場合、フロントのボタン数は、3つボタンと2つボタンがあり、3つボタンの場合は中1つ掛けが多い。

なかでも?型と呼ばれる「アメリカン・トラディショナル・モデル」はもっとも保守的なスーツで、3つボタン中一つ掛けのいわゆる“段返り”仕様と、前ダーツのないボックスシルエット、センター・フック・ベントが特徴だ。


センターフックベント肩のシルエットはナチュラル・ショルダーで文字どおり誇張しない自然なライン。

ただ最近ではあまり見られなくなり、『ブルックス ブラザーズ』や『J・プレス』の一部のモデルに継承されている程度にすぎないが、米国東海岸らしい知的な雰囲気を漂わせており、もう一度見直したいスーツだ。

その他の3つボタンのモデルは前ダーツをとって、ウエストを絞ったシルエットのものが多い。どちらかというとこのタイプの3つボタンのスーツは若い世代に人気がある。


大人っぽいブリティッシュ・モデル

2つボタンは3つボタンにくらべて、ずっと大人っぽくなる。

「ブリティッシュ・モデル」によく見られるのがボタン位置を低くとった“ロー・ツー”のモデルで、強いウエストシェイプが特徴となっている。

3つボタンにくらべてVゾーンが広くなるためネクタイを締めたときに縦方向に強調される。太り気味の人はスマートに見えるという利点があるのでおすすめ。

また冬であれば共地のベストを合わせてスリーピースにしてもいいし、薄手のニットベストとも相性がいい。

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