男の腕時計/時計関連情報

時計入門は用語から(3ページ目)

腕時計には、専門用語が多くてよくわからないという人も多いだろう。だが、用語がわかれば、親しみもいっそう湧いてくるはずだ。今回は、ケースまわりを中心として、外装の各部の呼び方を紹介する。

執筆者:菅原 茂

クロノグラフの各部名称と機能

スポーツ・ウォッチとして人気の高いクロノグラフ。クロノグラフとは、通常の時刻表示に加え、独立したストップウォッチ機能を備える時計のこと。外観にも特徴がある。やはりロレックスの「デイトナ」を参考例として見てみよう。

ロレックス・コスモグラフデイトナ
ロレックスの「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」。クロノグラフの定番にして、ロレックス愛好者が憧れる最上位モデル。自動巻き、ホワイトゴールド、315万円

まず、ケースの右側、【リューズ】の上下に二つのボタンがあるのが、一般的なクロノグラフのスタイルだ。2時位置にあるのが、クロノグラフの【スタート/ストップ・ボタン】。これを押すとセンターの【クロノグラフ秒針】が動き始める。同じボタンをもう一度押すと針が停止して、経過秒数が読み取れる。60秒を超えた分数は文字盤の【30分積算計】、1時間を超えた時間数は【12時間積算計】にそれぞれ記録される。計測を終了し、クロノグラフのすべての針をゼロの位置に戻すには、4時位置にある【リセット・ボタン】を押す。

クロノグラフの場合、センター秒針が計測のために用いられるので、通常の秒針に代わるものとして、【スモールセコンド】が独立して文字盤に配されている。

また、クロノグラフは単純なストップウォッチ機能だけでなく、さまざまな計測にも応用できる。このモデルのように【タキメーター付きベゼル】を備えるものは、クロノグラフ秒針を利用して、時速を読み取ることも可能だ。

ダイバーズ、第二時間帯(GMT)表示、クロノグラフといった機能については、連載中の「機械式時計 基本のキ」で、これからも詳細を紹介してゆく予定である。

【ロレックスの問い合わせ先】
日本ロレックス株式会社 広報課
TEL03-3216-5671
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気の腕時計を見るAmazon で人気の腕時計を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます