男の腕時計/クロノグラフ

クロノグラフ超入門 その1

機械式腕時計の中でもとりわけ人気が高く、毎年数多くの新作が発表されるクロノグラフ。だが、クロノグラフとはいったい何だろう。基本のキとして、その背景や操作、仕組みについておさらいしよう。

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クロノグラフとは、ストップウォッチ機能

時計専門用語の「クロノグラフ Chronograph」は、ギリシア語の「クロノス chronos=時間」と「グラフォス graphos =記す」の合成語である。19世紀前半に発明されたこの種の時計の原型が、文字盤上にインクの滴を垂らして経過時間を記したことに由来するといわれている。やがて19世紀後半には、計測用の針と文字盤の目盛りを組み合わせて経過時間を計る、現在に続くクロノグラフのスタイルが確立する。

世界初のクロノグラフ2プッシュボタンのクロノグラフ
1915年、ブライトリングが世界ではじめて腕時計にクロノグラフを搭載。ひとつのボタンで全てを操作するこちらはブライトリングが1934年に発表した2ボタンのクロノグラフ。現在のクロノグラフの原型といえる

機能の点からみると、クロノグラフは、ストップウォッチに他ならない。例えばスポーツ競技などで時間を計る、あのストップウォッチである。かつてのストップウォッチは、機械式時計から派生し、計測専用の道具として別の進化の道を歩んだわけだが、この機能を時計に組み込み、時刻表示だけでなく時間計測も可能にしたのが、まさに「クロノグラフ」である。ちなみに、「クロノグラフ」というこの言葉の使用例は幅広い。ストップウォッチ機能を指す場合もあれば、こうした機能付きの時計を指す場合もある。また、商品名などにもよく用いられている。

ナビタイマー
現在のブライトリングを代表するクロノグラフ、「ナビタイマー」。64万500円
腕時計にクロノグラフを搭載した世界初のモデルは、1915年にブライトリングによって開発された。初期のクロノグラフは、操作ボタンが一つしかなかったが、やがて1930年代に入ると、今日一般的なリューズの上下に二つの操作ボタンを配したタイプが登場する。クロノグラフは、競技はもちろん、航空、医療、軍事、科学実験などさまざまな場面で利用された。

クロノグラフの基本操作は次ページ

【ブライトリングの問い合わせ先】
ブライトリング・ジャパン TEL03-3436-0011

更新日:2007年08月15日

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